TIFF
説明
TIFF オブジェクトは、ブロック化された 2 次元イメージ データを単一の TIFF ファイルとして読み書きするアダプターです。
ディスクに書き込む際は、TIFF 形式ではブロック サイズを 16 の倍数にする必要があります。ブロック化されたイメージの UserData プロパティに追加のメタデータが存在する場合、TIFF オブジェクトは同じファイル名をもつ別の MAT ファイルにそのデータを書き込みます。
このオブジェクトは、非可逆圧縮および可逆圧縮をサポートします。既定では、オブジェクトは Lempel-Ziv-Welch 可逆圧縮を使用します。別の圧縮方式を使用するには、オブジェクトを作成してから、Compression プロパティを使用して圧縮方式を変更します。このプロパティを使用して、圧縮をオフにすることもできます。たとえば、JPEG ベース非可逆圧縮を使用するには、次のコードを使用します。
adapter = images.blocked.TIFF; adapter.Compression = Tiff.Compression.JPEG;
次の表は、各種の blockedImage 機能について TIFF オブジェクトのサポートをまとめたものです。
作成
説明
adapter = images.blocked.TIFF は、ブロック化されたイメージ データを単一の TIFF ファイルとして読み書きする TIFF オブジェクトを作成します。
プロパティ
例
ヒント
3 次元 TIFF ボリュームを読み取る場合は、ファイル形式に基づいて以下の代替アダプターのいずれかを使用します。R2024b より前では、3 次元 TIFF ボリュームのすべての形式に対して、
images.blocked.Adapterクラスを使用して独自のアダプターを作成する必要がありました。3 次元 TIFF ボリュームのサポート アダプター TIFF IFD (イメージ ファイル ディレクトリ) またはサブイメージ (各 IFD が 1 つのスライス)
TIFF3D(R2024b 以降)ImageJ 形式の TIFF イメージ TIFF3D(R2024b 以降)ディレクトリ内の TIFF ファイルのセット (スライスごとに 1 つの TIFF ファイル) images.blocked.Adapterクラスを使用して独自のアダプターを作成する
バージョン履歴
R2021a で導入