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crop

ブロック化されたイメージのトリミング済みバージョンの作成

R2021a 以降

説明

cbim = crop(bim,cstart,cend) は、始点ピクセルおよび終点ピクセルの添字 cstart および cend で指定されたトリミング ウィンドウ (境界を含む) に合わせて、ブロック化されたイメージ bim をトリミングします。bim と同じ Source を参照し、トリミング ウィンドウに含まれるすべてのレベルのイメージ データを表す blockedImage である cbim が返されます。

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ツールボックスに含まれるサンプル イメージから、ブロック化されたイメージを作成します。

bim = blockedImage('tumor_091R.tif');
figure
bigimageshow(bim);

イメージ サイズとワールド座標のプロパティを検証します。

bim.Size
ans = 3×3

        5000        5358           3
        1250        1340           3
         625         670           3

bim.WorldStart
ans = 3×3

    0.5000    0.5000    0.5000
    0.5000    0.5000    0.5000
    0.5000    0.5000    0.5000

bim.WorldEnd
ans = 3×3
103 ×

    5.0005    5.3585    0.0035
    5.0005    5.3585    0.0035
    5.0005    5.3585    0.0035

トリミング領域となる関心領域をイメージ上で定義します。

hrect = drawrectangle('Position', [2280 1300 1024 800]);

Figure contains an axes object. The axes object contains 2 objects of type bigimageshow, images.roi.rectangle.

領域のワールド座標を取得します。

wstartxy = hrect.Position(1:2);
wendxy = wstartxy + hrect.Position(3:4);

最後の次元であるワールド座標を含め、行と列の並びに変換します。

wstart = [wstartxy(2), wstartxy(1), bim.WorldStart(1,3)];
wend   = [wendxy(2), wendxy(1), bim.WorldEnd(1,3)];

イメージの添字に変換します。このステップはオプションですが、既定以外のワールド座標を使用する場合に役立ちます。

subs = world2sub(bim, [wstart; wend]);
cbim = crop(bim, subs(1,:), subs(2,:));

トリミングしたイメージのプロパティを検証します。

cbim.Size
ans = 3×3

         801        1025           3
         201         258           3
         101         130           3

cbim.WorldStart
ans = 3×3
103 ×

    1.2995    2.2795    0.0005
    1.2965    2.2757    0.0005
    1.2965    2.2717    0.0005

figure
% Axes limits reflect cropped coordinates
bigimageshow(cbim);

Figure contains an axes object. The axes object contains an object of type bigimageshow.

入力引数

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ブロック化されたイメージ。blockedImage オブジェクトとして指定します。

ピクセルの添字で表された、トリミング ウィンドウの最初のピクセル。N 次元の blockedImage について、1 行 N 列の整数値のベクトルとして指定します。cstart の要素が N 個より少ない場合、blockedImage は 1 を使ってイメージを拡張します。

ピクセルの添字で表された、トリミング ウィンドウの最後のピクセル。1 行 N 列の整数値のベクトルとして指定します。cend の要素が N 個より少ない場合、blockedImage は、最も細かい解像度レベルの Size に対応する要素でイメージを拡張します。

出力引数

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トリミング済みのブロック化されたイメージ。トリミング ウィンドウに含まれるすべての解像度レベルのイメージ データを含む blockedImage オブジェクトとして返されます。

バージョン履歴

R2021a で導入