生成されたスクリプト ファイルの構造
生成された EDA スクリプトは、初期化フェーズ、ファイル単位のコマンド フェーズ、および終了フェーズで構成されます。
セクションは次の順序で生成および実行されます。
初期化 (
Init) フェーズ。Initフェーズでは、設計ライブラリやプロジェクト ファイルの作成など必要な設定アクションが実行されます。たとえば、最上位のエンティティやモジュール名など、Initフェーズの一部の引数は暗黙的です。ファイル単位のコマンド フェーズ (
Cmd)。スクリプトのこのフェーズは、生成された HDL ファイルごとに 1 回または信号ごとに 1 回対話形式で呼び出されます。呼び出しごとに、異なるファイル名または信号名が渡されます。終了フェーズ (
Term)。これはスクリプトの最終実行フェーズです。このフェーズの 1 つの使用方法として、Cmdフェーズでコンパイルされた HDL コードのシミュレーションを実行します。Termフェーズは引数を取りません。
HDL Coder™ ソフトウェアは、書式文字列を関数 fprintf に渡してスクリプトを生成します。以降の節で概説される GUI オプション (または makehdl および makehdltb のプロパティ) を使用して、カスタマイズされた書式名をスクリプト ジェネレーターに渡すことができます。これらの書式名の一部は、最上位レベルのエンティティ名またはモジュール名や、設計内の VHDL® ファイル、Verilog® ファイルまたは SystemVerilog ファイルの名前などの引数をとります。
有効な fprintf 書式設定文字を使用できます。たとえば、'\n' はスクリプト ファイルに改行を挿入します。