R2016a のオプションの変更

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`optimoptions` を使用してオプションを設定する

R2016a より前では、専用のオプション関数を使用して、一部の Global Optimization Toolbox ソルバーのオプションを設定していました。

ga と gamultiobj の代わりに gaoptimset
psoptimset (patternsearch 用)
saoptimset (simulannealbnd 用)

R2016a 以降では、オプションを設定するには optimoptions を使用することをお勧めします。(optimoptions を使用して particleswarm オプションはすでに設定されています。)

メモ

GlobalSearch と MultiStart は、プロパティを設定するために異なるメカニズムを使用します。GlobalSearch および MultiStart プロパティ (オプション)を参照してください。ソルバーオプション名が変更されたため、これらのプロパティ名の一部が変更されました。

R2016a では一部のオプション名が変更されました。従来の順序でのオプション名の表を参照してください。

optimoptions は一部のオプションを「非表示」にするため、その値が表示されません。optimoptions は現在の名前のみを表示し、従来の名前は表示しません。詳細については、最適化オプションの表示を参照してください。

`optimoptions` で非表示になっているオプション

optimoptions は一部のオプションを表示しません。このような「非表示」オプションの設定を表示するには、ドット表記を使用します。詳細については、最適化オプションの表示を参照してください。これらのオプションは、関数リファレンスページのオプションテーブルに斜体で記載されています。

optimoptions で非表示になっているオプション

オプション	説明	ソルバー	隠す理由
Cache	`Cache` を `'on'` に設定すると、`patternsearch` はポーリングするメッシュポイントの履歴を保持します。後続の反復では、`patternsearch` はすでにポーリングしたポイントに近いポイントをポーリングしません。目的関数の計算中に `patternsearch` の実行速度が遅い場合は、このオプションを使用します。目的関数が確率的である場合は、このオプションを使用しないでください。	`patternsearch`	うまく機能しない
CacheSize	履歴のサイズ。	`patternsearch`	うまく機能しない
CacheTol	`patternsearch` が現在のポイントをポーリングしないようにするための、現在のメッシュポイントから履歴内の任意のポイントまでの最大距離。`'Cache'` オプションが `'on'` に設定されている場合に使用します。	`patternsearch`	うまく機能しない
DisplayInterval	反復表示の間隔。反復表示では、`DisplayInterval` 回の反復ごとに 1 行が出力されます。	`particleswarm`, `simulannealbnd`	一般的には役に立たない
FunValCheck	目的関数と制約の値が有効かどうかを確認します。目的関数または制約が複素数、`Inf`、または `NaN` の値を返す場合、`'on'` はエラーを表示します。	`particleswarm`	一般的には役に立たない
HybridInterval	`HybridFcn` が呼び出される間隔 (`'end'` または `'never'` でない場合)。	`simulannealbnd`	一般的には役に立たない
InitialPenalty	ペナルティパラメータの初期値。	`ga`, `patternsearch`	設定方法が分からない
MaxMeshSize	ポーリングまたは検索ステップで使用される最大メッシュサイズ。	`patternsearch`	一般的には役に立たない
MeshRotate	ポイントが最適であると宣言する前に、パターンを回転させます。	`patternsearch`	デフォルト値が最適
MigrationDirection	移行の方向 — 移行オプションを参照してください。	`ga`	役に立たない
MigrationFraction	各サブ集団内で別のサブ集団に移動する個体の割合を指定する 0 から 1 の間のスカラー — 移行オプションを参照してください。	`ga`	役に立たない
MigrationInterval	集団間の個体の移動の間に発生する世代数を指定する正の整数 - 移行オプションを参照	`ga`	役に立たない
PenaltyFactor	ペナルティ更新パラメータ。	`ga`, `patternsearch`	設定方法が分からない
PlotInterval	プロット関数の連続呼び出し間の世代数を指定する正の整数。	`ga`, `patternsearch`, `simulannealbnd`	役に立たない
StallTest	停止テストを説明する文字列。	`ga`	デフォルト値が最適
TolBind	バインディング許容度。制約パラメータを参照してください。	`patternsearch`	デフォルト値が通常は最適です

従来の順序でのオプション名の表

これら 2 つのテーブルには同一の情報が含まれています。1 つはレガシーオプション名のアルファベット順、もう 1 つは現在のオプション名のアルファベット順です。表には、レガシーと現在の値が異なる場合にのみ値が表示され、異なる名前のみが表示されます。Optimization Toolbox™ ソルバーの変更については、新旧のオプション名を参照してください。

* は、GlobalSearch および MultiStart プロパティ名とソルバーオプション名を示します。

オプション名 (レガシの順序)

レガシ名	現在の名前	レガシ値	現在の値
`CompletePoll`	`UseCompletePoll`	`'on'`, `'off'`	`true`, `false`
`CompleteSearch`	`UseCompleteSearch`	`'on'`, `'off'`	`true`, `false`
`Generations`	`MaxGenerations`
`InitialPopulation`	`InitialPopulationMatrix`
`InitialScores`	`InitialScoreMatrix`
`InitialSwarm`	`InitialSwarmMatrix`
`MaxFunEvals`	`MaxFunctionEvaluations`
`MaxIter`	`MaxIterations`
`MeshAccelerator`	`AccelerateMesh`	`'on'`, `'off'`	`true`, `false`
`MeshContraction`	`MeshContractionFactor`
`MeshExpansion`	`MeshExpansionFactor`
`MinFractionNeighbors`	`MinNeighborsFraction`
`NonlinConAlgorithm`	`NonlinearConstraintAlgorithm`
* `OutputFcns`	* `OutputFcn`
* `PlotFcns`	* `PlotFcn`
`PollingOrder`	`PollOrderAlgorithm`
`PopInitRange`	`InitialPopulationRange`
`SearchMethod`	`SearchFcn`
`SelfAdjustment`	`SelfAdjustmentWeight`
`SocialAdjustment`	`SocialAdjustmentWeight`
`StallGenLimit`	`MaxStallGenerations`
`StallIterLimit`	`MaxStallIterations`
`StallTimeLimit`	`MaxStallTime`
`TimeLimit`	`MaxTime`
`TolCon`	`ConstraintTolerance`
* `TolFun`	* `FunctionTolerance`
`TolMesh`	`MeshTolerance`
* `TolX`	`StepTolerance` * `XTolerance` は `GlobalSearch` と `MultiStart` に
`Vectorized`	`UseVectorized`	`'on'`, `'off'`	`true`, `false`

現在の順序でのオプション名の表

* は、GlobalSearch および MultiStart プロパティ名とソルバーオプション名を示します。

オプション名 (現在の順序)

現在の名前	レガシ名	現在の値	レガシ値
`AccelerateMesh`	`MeshAccelerator`	`true`, `false`	`'on'`, `'off'`
`ConstraintTolerance`	`TolCon`
* `FunctionTolerance`	* `TolFun`
`InitialPopulationMatrix`	`InitialPopulation`
`InitialPopulationRange`	`PopInitRange`
`InitialScoreMatrix`	`InitialScores`
`InitialSwarmMatrix`	`InitialSwarm`
`MaxFunctionEvaluations`	`MaxFunEvals`
`MaxGenerations`	`Generations`
`MaxIterations`	`MaxIter`
`MaxStallGenerations`	`StallGenLimit`
`MaxStallIterations`	`StallIterLimit`
`MaxStallTime`	`StallTimeLimit`
`MaxTime`	`TimeLimit`
`MeshContractionFactor`	`MeshContraction`
`MeshExpansionFactor`	`MeshExpansion`
`MeshTolerance`	`TolMesh`
`MinNeighborsFraction`	`MinFractionNeighbors`
`NonlinearConstraintAlgorithm`	`NonlinConAlgorithm`
* `OutputFcn`	* `OutputFcns`
* `PlotFcn`	* `PlotFcns`
`PollOrderAlgorithm`	`PollingOrder`
`SearchFcn`	`SearchMethod`
`SelfAdjustmentWeight`	`SelfAdjustment`
`SocialAdjustmentWeight`	`SocialAdjustment`
`StepTolerance`	`TolX`
`UseCompletePoll`	`CompletePoll`	`true`, `false`	`'on'`, `'off'`
`UseCompleteSearch`	`CompleteSearch`	`true`, `false`	`'on'`, `'off'`
`UseVectorized`	`Vectorized`	`true`, `false`	`'on'`, `'off'`
* `XTolerance`	* `TolX`