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中間信号の範囲結果
この例では、[結果の詳細] タブの [中間信号の最大値] および [中間信号の最小値] の結果について説明します。
モデルを開きます。MATLAB® コマンド ラインで次のように入力します。
addpath(fullfile(docroot,'toolbox','fixpoint','examples')) ex_intermediateRange
ブロック線図を更新します (Ctrl + D)。各入力端子の設計範囲情報に注意してください。
ヒント
モデルに設計範囲を表示するには、[デバッグ] タブで [情報のオーバーレイ]、[信号のデータ範囲] を選択します。
固定小数点ツールを開きます。Simulink® [アプリ] タブから [固定小数点ツール] を選択します。
固定小数点ツールの [新規] ワークフローで、
[固定小数点の反復的変換]
を選択します。固定小数点ツールの [設計対象のシステム (SUD)] で、変換するシステムとして
ex_intermediateRange
を選択します。[範囲の収集モード] で [派生範囲] を選択します。
[範囲の収集] ボタンをクリックします。
固定小数点ツールによって、
ex_intermediateRange
モデル内の各オブジェクトの派生した最小値と最大値が表示されます。ツールストリップの [変換] セクションで、[設定] メニューを開きます。
[既定の語長] フィールドに
32
と入力します。[データ型を推定] ボタン
をクリックします。
ツールによって、スプレッドシートには推奨されるデータ型が表示されます。
Product ブロックの推奨されたデータ型を確認します。固定小数点ツールは 32 ビットの語長と 12 ビットの小数部の長さのデータ型を推奨しました。Product ブロックの派生した最大値は 1 ですが、推奨されたデータ型で表現可能な最大値は約 1,048,575 です。
データ型推奨の詳細を確認するには、スプレッドシートで Product ブロックを選択します。[結果の詳細] ペインに結果についての情報が読み込まれます。
[結果の詳細] ペインの [推奨に使用された範囲] テーブルに、[中間] というラベルの付いた行があります。Product ブロックへの最初の 2 つの入力が乗算された直後のブロックは最大値 1000000 であり、次の 2 つの入力で乗算されると最終の最大値は 1 になります。このモデルの Product ブロックのデータ型推奨は中間信号の最小値と最大値に基づいています。ブロックの中間信号の段階でのオーバーフローを回避するため、派生した最小値と最大値には基づいていません。