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Simulink における固定小数点数

Simulink® データ型名は、128 文字未満の有効な MATLAB® 識別子でなければなりません。データ型名は、コンテナーのタイプ、数のエンコード、およびスケーリングに関する情報を与えます。

次のように固定小数点スケーリング式を使用して、固定小数点数を表すことができます。

VV~=SQ+B,

ここで、

  • V は実際値です。

  • V~ は近似実際値です。

  • S = F2E は勾配です。

  • F は勾配調整係数です。ここで、F は範囲 [1.0, 2.0) の値です。

  • E は 2 のべき乗の固定小数点の指数です。

  • Q は整数格納です。

  • B はバイアスです。

固定小数点データ型とスケーリングの表記法

次の表は、Simulink 製品に表示されるさまざまな記号のキーをまとめています。これらはデータ型や固定小数点値のスケーリングを示します。

記号

説明

コンテナーのタイプ

ufix

符号なしの固定小数点データ型。

ufix8 は 8 ビットの符号なし固定小数点データ型です。

sfix

符号付き固定小数点データ型。

sfix128 は 128 ビットの符号付き固定小数点データ型です。

fltu

スケーリングされた double は、符号なしの固定小数点データ型 (ufix) をオーバーライドします。

fltu32 は、次のスケーリングされた double のオーバーライドです。 ufix32

flts

スケーリングされた double は、符号付きの固定小数点データ型 (sfix) をオーバーライドします。

flts64 は、次のスケーリングされた double のオーバーライドです。 sfix64

数のエンコード

e

10^

125e8 は以下と等価です。 125*(10^(8))

n

負数

n31 は以下と等価です。 -31

p

小数点

1p5 は以下と等価です。1.5

p2 は以下と等価です。 0.2

スケーリングのエンコード

S

勾配

ufix16_S5_B7 は、5Slope7Bias をもつ 16 ビットの符号なし固定小数点データ型です。

B

バイアス

ufix16_S5_B7 は、5Slope7Bias をもつ 16 ビットの符号なし固定小数点データ型です。

E

固定小数点の指数 (2^)。

負の固定小数点の指数は、小数部の長さを記述します。

sfix32_En31 は、31 の小数部の長さをもつ 32 ビットの符号付き固定小数点データ型です。

F

勾配調整係数。

ufix16_F1p5_En50 は、1.5SlopeAdjustmentFactor-50FixedExponent をもつ 16 ビットの符号なし固定小数点データ型です。

C、c、D、または d

バイアスの圧縮エンコード。

メモ

この記号を関数 slDataTypeAndScale に渡した場合は、有効な fixdt データ型が返されます。

例はありません。これは下位互換性のためにのみ存在します。

関数 slDataTypeAndScale への呼び出しを識別して置き換えるには、Check for calls to slDataTypeAndScaleモデル アドバイザーのチェックを使用します。

T または t

勾配の圧縮エンコード。

メモ

この記号を関数 slDataTypeAndScale に渡した場合は、有効な fixdt データ型が返されます。

例はありません。これは下位互換性のためにのみ存在します。

関数 slDataTypeAndScale への呼び出しを識別して置き換えるには、Check for calls to slDataTypeAndScaleモデル アドバイザーのチェックを使用します。

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