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datetime 配列入力の定義

datetime 配列入力をコマンド ラインで定義できます。前提条件 (assert ステートメント) を使用した datetime 入力の型のプログラムによる指定はサポートされません。

コマンド ラインでの datetime 配列入力の定義

コマンド ラインで datetime 配列入力を定義するには、入力の例を提供するか datetime coder 型を使用します。定数の datetime 配列入力を指定することもできます。

datetime 配列入力の例の提供

-args オプションを使用します。

D = datetime(2019,1:12,1,12,0,0);
fiaccel myFunction -args {D}

datetime 配列の型の提供

datetime 配列の型を fiaccel に提供するには次のようにします。

  1. datetime 配列を定義します。以下に例を示します。

    D = datetime(2019,1:12,1,12,0,0);
    

  2. D から型を作成します。

    t = coder.typeof(D);
    

  3. -args オプションを使用して、型を fiaccel に渡します。

    fiaccel myFunction -args {t}
    

定数 datetime 配列入力の提供

datetime 配列入力が定数であることを指定するには、-args オプションを指定して coder.Constant を使用します。

D = datetime(2019,1:12,1,12,0,0);
fiaccel myFunction -args {coder.Constant(C)}

datetime 配列の表現

coder 型オブジェクトは、内部状態の値を除外して、オブジェクトのプロパティの簡潔な説明を表示します。コマンド ライン インターフェイスで表示されるのは、非定数プロパティの型とサイズ、定数プロパティの値です。たとえば、1 行 12 列のサイズの coder datetime 型を作成します。

dt = datetime(2019,1:12,1,12,0,0);
dtType = coder.typeof(dt)

変数 dt の表現が coder 型オブジェクト dtType に格納されます。

dtType = 

   matlab.coder.type.DatetimeType
     1x12 datetime
	  Format : 1x0 char
	TimeZone : 1x0 char

datetime coder 型の従来の coder.ClassType 表現が必要な場合は、メソッド getCoderType を使用して取得できます。たとえば、dtType オブジェクトの基になる coder.ClassType 表現を確認するには、次のコマンドを使用します。

dtType.getCoderType
ans = 

coder.ClassType
   1×1 datetime   
      Properties : 
      	data : 1×:24 double complex
      	fmt  : 1×:12 char
      	tz   : 1×0 ch

オブジェクトのプロパティ

coder datetime 型オブジェクトのプロパティを編集できます。オブジェクトのプロパティにスカラー値を割り当てることができます。coder 型オブジェクトのプロパティに値を割り当てると、対応する coder 型の値に暗黙的に変換されます。オブジェクト自体のサイズを変更するには、coder.resize 関数を使用するか、オブジェクトのプロパティを直接編集します。

coder.resize を使用したオブジェクトのプロパティのサイズ変更

coder.resize を使用して、datetime オブジェクトのサイズとオブジェクトのプロパティのサイズを変更できます。プロパティ内で配列を作成することもできます。

たとえば、1 行 12 列のサイズの coder datetime 型を作成します。

dt = datetime(2019,1:12,1,12,0,0);
dtType = coder.typeof(dt)
dtType = 

   matlab.coder.type.DatetimeType
     1x12 datetime
	  Format : 1x0 char
	TimeZone : 1x0 char

coder.resize を使用して、Format プロパティを上限が 12 の可変長にします。

dtType.Format = coder.resize(dtType.Format,[1 12],[false true])
dtType = 

   matlab.coder.type.DatetimeType
     1x12 datetime
	  Format : 1x:12 char
	TimeZone : 1x0 char

オブジェクトのサイズを直接変更

特定のタイプのオブジェクトについては、オブジェクトのプロパティを編集することでオブジェクト自体のサイズを変更することもできます。たとえば、dtType オブジェクトの列数を変更するには、Size プロパティを編集します。

dtType.Size = [1 24]
dtType = 

   matlab.coder.type.DatetimeType
     1x24 datetime
	  Format : 1x:12 char
	TimeZone : 1x0 char

VarDims プロパティを使用して行数を可変サイズにすることもできます。

dtType.VarDims = [false true]
dtType = 

   matlab.coder.type.DatetimeType
     1x:24 datetime
	  Format : 1x:12 char
	TimeZone : 1x0 char

参考

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