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固定小数点コードの生成のサポート
はじめに
特定のシミュレーション機能を除き、すべての固定小数点ブロックはコード生成をサポートしています。以下の節では、Fixed-Point Designer™ ソフトウェアで提供されるコード生成のサポートについて説明します。C コードを生成する Simulink® Coder™ のライセンス、または HDL コードを生成する HDL Coder™ のライセンスが必要です。
言語
Simulink Coder を使用した C コード生成がサポートされています。HDL Coder を使用した HDL コード生成がサポートされています。
データ型
固定小数点コードの生成は、シミュレーションでサポートされるすべての整数および固定小数点のデータ型をサポートしています。最大 128 ビットのワード サイズがシミュレーションでサポートされています。サポートされているデータ型を参照してください。
丸めモード
すべての丸めモード — Ceiling
、Convergent
、Floor
、Nearest
、Round
、Simplest
および Zero
— がサポートされています。
オーバーフローの処理
飽和とラップがサポートされています。
ラップは最も効果的なコードを生成します。
現在、ハードウェアの飽和を利用できるときに飽和コードを自動的に除外することはできません。Simulink Coder 製品で飽和コードを除外できるようにするにはラップを選択します。
ブロック
すべてのブロックはすべての演算に対応するコードを生成しますが、いくつかの例外があります。Lookup Table Dynamic ブロックでは、Interpolation-Extrapolation
以外のすべてのルックアップ方法に対するコードが生成されます。
Simulink ブロックのデータ型のサポート テーブルは、Simulink ブロック ライブラリに含まれるブロックの特性をまとめたもので、固定小数点データ型をサポートするかどうかや、C コードの生成に適用される制限事項についても記載されています。このテーブルを表示するには、MATLAB® コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
showblockdatatypetable
スケーリング
シミュレーションでサポートされている 2 進小数点専用のスケーリングと [勾配 バイアス] スケーリングは、コード生成でビットトゥルーがサポートされています。