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Divide by Constant HDL Optimized

入力を定数で除算して整数に丸め、最適化された HDL コードを生成

R2021a 以降

  • Divide by Constant HDL Optimized block

ライブラリ:
Fixed-Point Designer HDL Support / Math Operations

説明

Divide by Constant HDL Optimized ブロックは、サイクルトゥルーなレイテンシを伴う HDL 用に最適化されたアーキテクチャを使用して、入力を定数で除算した結果を出力し、指定された丸め手法を使用して結果を整数に丸めます。

Divide by Constant HDL Optimized ブロックでは、グランルンド・モンゴメリ・ウォーレン法と機能的に類似したアルゴリズムを使用します。逆数の乗算によって除算演算が計算されるため、一般に組み込みシステムのパフォーマンスが向上します。

端子

入力

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被除数。実数スカラーとして指定します。

勾配とバイアス表現は固定小数点データ型ではサポートされていません。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | Boolean | fixed point

入力が有効であるかどうか。boolean スカラーとして指定します。この制御信号は [X] 入力端子からのデータが有効であるかどうかを示します。この値が 1 (true) の場合、ブロックは [X] 入力端子の値を取得します。この値が 0 (false) の場合、ブロックは入力サンプルを無視します。

データ型: Boolean

出力

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除算と丸め演算の結果。スカラーとして返されます。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | Boolean | fixed point

出力データが有効であるかどうか。boolean スカラーとして返されます。この制御信号の値が 1 (true) の場合、ブロックは出力 [Y] を正常に計算しています。この値が 0 (false) の場合、出力データは有効ではありません。

データ型: Boolean

パラメーター

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除数。正の実数値の有限スカラーとして指定します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: Denominator
型: 文字ベクトル
値: 正の実数値の有限固定小数点または数値として評価される MATLAB®
データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | Boolean | fixed point
既定の設定: '10'

使用する丸め手法。次の値のいずれかとして指定します。

  • 負方向 — 負の無限大方向の最も近い整数に丸めます。

  • 正方向 — 正の無限大方向の最も近い整数に丸めます。

  • 最も近い正の整数方向 — 最も近い整数に丸めます。等距離のときは、正の無限大方向の最も近い整数に丸められます。

  • ゼロ方向 — ゼロ方向の最も近い整数に丸めます。

  • 最も近い偶数方向 — 最も近い整数に丸めます。等距離のときは、最も近い偶数の整数に丸められます。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: RndMeth
型: 文字ベクトル
値: 'Floor' | 'Ceiling' | 'Nearest' | 'Zero' | 'Convergent'
既定の設定: 'Floor'

ヒント

ブロック Divide by Constant HDL OptimizedReal Divide HDL Optimized および Complex Divide HDL Optimized はすべて、除算演算を実行して最適化された HDL コードを生成します。

  • Real Divide HDL Optimized および Complex Divide HDL Optimized は CORDIC アルゴリズムに基づいています。これらのブロックはさまざまな入力を受け入れますが、レイテンシが大きくなります。

  • Divide by Constant HDL Optimized は、実数入力と定数除数のみを受け入れます。このブロックを使用すると DSP スライスが消費されますが、除算演算の実行時のサイクル数が減り、クロック レートが高くなります。

アルゴリズム

Divide by Constant HDL Optimized は、サイクルトゥルーなレイテンシを伴う HDL 用に最適化されたアーキテクチャを使用します。

Divide by Constant HDL Optimized ブロックでは、グランルンド・モンゴメリ・ウォーレン法と機能的に類似したアルゴリズムを使用します。逆数の乗算によって除算演算が計算されるため、一般に組み込みシステムのパフォーマンスが向上します。

拡張機能

バージョン履歴

R2021a で導入