coder.mapping.api.CodeMappingCPP

C++ コード生成に向けたモデルのデータおよびインターフェイスの構成

R2021a 以降

説明

コード マッピング オブジェクトおよび関連する関数を使用すると、Simulink モデルのデータおよび関数の C++ コード生成を構成できます。モデル データ要素について、コード マッピングは、データ要素をストレージ クラスとストレージ クラス プロパティから成る構成に関連付けます。関数について、コード マッピングは、エントリポイント関数を関数カスタマイズ テンプレートから成る構成に関連付けます。単一モデル全体のデータ要素および関数のカテゴリに既定の構成を指定することにより、C++ コード生成に向けたモデルの準備作業を軽減します。データ要素または関数を個別に構成することにより、既定の構成をオーバーライドします。小規模なモデルでは、各データ要素および関数を個別に構成するよう選択できます。

作成

Simulink^® エディターの [アプリ] タブから [Embedded Coder] アプリを選択すると、コード マッピングがまだ存在しない場合はアプリにより coder.mapping.api.CodeMappingCPP オブジェクトが作成されます。コード マッピングは、モデルのアクティブなコンフィギュレーション セット オブジェクトに格納されているコードのカスタマイズ設定に基づいて作成されます。コンフィギュレーション セット オブジェクトでは、データと関数に対してメモリ セクションを指定できます。

プログラムで coder.mapping.api.CodeMappingCPP オブジェクトにアクセスするには、関数 coder.mapping.utils.create または関数 coder.mapping.api.get を使用します。

オブジェクト関数

find	Get model elements for the category of model code mappings
getClassName	モデルのクラス名の取得
setClassName	モデルのクラス名の設定
getClassNamespace	モデルのクラス名前空間の取得
setClassNamespace	Set class namespace of model
getData	Get code mapping configuration for model data
setData	Configure model data for C++ code generation
getFunction	Get code configuration from code mappings for model function
setFunction	Set code mapping information for model function

例

モデルの C++ コード マッピングを構成するための環境の作成

モデル CppClassRateBased を開き、関数 coder.mapping.utils.create を使用してモデルのデータおよび関数をコード生成用に構成するための環境を作成します。

open_system('CppClassRateBased')
coder.mapping.utils.create('CppClassRateBased');

coder.mapping.utils.create を呼び出した後に、「オブジェクト関数」にリストされている他の関数の呼び出しを使用して、モデル インターフェイス要素のコード生成のさまざまな面を構成します。

バージョン履歴

R2021a で導入

参考

coder.mapping.utils.create | coder.mapping.api.get

トピック

• Interactively Configure C++ Interface
• Programmatically Configure C++ Interface