ピークの検出を使用した ECG 入力からの心拍数の検索
この例では、Time Scope の [ピークの検出] パネルを使用して ECG から心拍数を測定する方法を示します。

心拍をエミュレートするにあたって、モデルの Preload によって MATLAB® ワークスペースに変数 mhb が作成されます。この変数は、Signal From Workspace ブロックによって呼び出されます。モデルのすべての Preload コマンドを表示するには、[モデル エクスプローラー] を開いてコールバック関数を確認します。
モデルを実行して時間領域の出力を確認します。

- [ピーク] セクションを表示するには、Time Scope ツールストリップの [測定値] タブをクリックし、[ピークの検出] を選択します。 
- [ピークの検出] ドロップダウンの矢印をクリックし、[ピーク数] に 10 と入力します。Time Scope の [ピーク] セクションに、10 個のピーク振幅値とそれらが発生する時間のリストが表示されます。 

- [データ カーソル] を選択し、[カーソルの測定] をオンにします。 
- [データ カーソル] ドロップダウンをクリックし、カーソルの時間の値を 2 つの連続するピークの時間 (例: 1.725 秒と 2.4 秒) に設定します。すべてのピークの間の時間差は 675 ミリ秒です。 

したがって、ECG 信号の心拍数は次のように計算できます。
 