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ウィンドウを適用したインパルス応答を使用した FIR フィルター

構文

h = window(d,fcnhndl,fcnarg,'SystemObject',true)
h = window(d,win,'SystemObject',true)

説明

h = window(d,fcnhndl,fcnarg,'SystemObject',true) では、フィルター仕様オブジェクト d 内の仕様を使用してシングルレート デジタル フィルター System object™ を設計します。

fcnhndl は、hammingblackman 関数のようなウィンドウ ベクトルを返すフィルター設計関数のハンドルです。fcnarg はウィンドウを返すオプション引数です。関数を window に渡します。

h = window(d,win,'SystemObject',true) では、win で指定されるベクトルを使用してフィルターが設計されます。ベクトル win の長さは、フィルターのインパルス応答と同じ長さで、フィルターの次数プラス 1 でなければなりません。

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この例では、関数ハンドルを使用するものと、ウィンドウ ベクトルを入力引数として渡すものとで 2 通りの設計法を使用してフィルターを設計します。

カイザー ウィンドウ関数によって指定されるウィンドウ ベクトルを使用して、ナイキスト フィルターを設計します。ウィンドウの長さはフィルターの次数に 1 を加えた値でなければなりません。

d = fdesign.nyquist(5,'n',150);
% Kaiser window with beta parameter 2.5
nyqFilter = window(d,'window',kaiser(151,2.5),SystemObject=true);
filterAnalyzer(nyqFilter)

バージョン履歴

R2011a で導入