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Signal To Workspace

MATLAB ワークスペースへのデータの書き込み

互換性

メモ

Signal To Workspace ブロックは Simulink®To Workspace (Simulink) ブロックに置き換えられました。Signal To Workspace ブロックの既存のインスタンスを To Workspace ブロックに置き換えます。新しいモデルでは To Workspace ブロックを使用してください。

  • Signal To Workspace block

ライブラリ

Sinks

dspsnks4

説明

Signal To Workspace ブロックは、シミュレーションで得たデータをメインの MATLAB® ワークスペースで配列または構造体に書き込みます。ワークスペース変数の名前を指定できるほか、データを配列、構造体または時間付き構造体のいずれで保存するかを指定できます。

[Save format][Array] または [Structure] に設定されている場合、出力の次元は、入力の次元および [Save 2-D signals as] パラメーターの設定に依存します。次の表は、さまざまな状況下での出力の次元をまとめています。表中、K は [データ点の制限] パラメーターの値を表します。

入力信号の次元2 次元信号の保存形式Signal To Workspace の出力の次元

M 行 N 列の行列

2 次元配列 (最初の次元と連結)

K 行 N 列の行列。

[データ点の制限] パラメーターを inf に設定した場合、K は、シミュレーションの完了までに各列で取得されたサンプルの総数を表します。この値は、入力フレーム サイズ (M) とブロックにより取得された M 行 N 列の入力の総数を乗算した値と等しくなります。

M 行 N 列の行列

3-D array (concatenate along third dimension)

M x N x K の配列

[データ点の制限] パラメーターを inf に設定した場合、K は、シミュレーションの完了までに取得された M 行 N 列の入力の総数を表します。

長さが N の方向性をもたないベクトル

すべての設定

K 行 N 列の行列

N > 2 の N 次元配列

すべての設定

N+1 次元配列。ここで、最後の次元のサイズは K と等しくなります。[データ点の制限] パラメーターを inf に設定した場合、K は、シミュレーションの完了までに取得された M 行 N 列の入力の総数を表します。

例 1: 2 次元信号を 2 次元配列として保存する

ex_signaltoworkspace_ref2 モデルでは、Signal To Workspace ブロックは 2 行 4 列の行列入力を受け取り、シミュレーションの完了までに 11 のフレーム (フレームあたり 2 つのサンプル) のログを記録します。[2 次元信号の保存形式] パラメーターが [2 次元配列 (最初の次元と連結] に設定されているため、ブロックは最初の次元に沿った入力を連結し、MATLAB ワークスペースに 22 行 4 列の行列 A を作成します。

次の図は、この例における Signal to Workspace ブロックの動作を示しています。

2 次元出力モードでは、あるフレームの終端と次のフレームの始端は示されません。入力フレームのログを個別に記録するには、例 2 に示すように、[Save 2-D signals as] パラメーターを [3-D array (concatenate along third dimension)] に設定します。

例 2: 2 次元信号を 3 次元配列として保存する

ex_signaltoworkspace_ref1 モデルでは、Signal To Workspace ブロックへの入力は 2 行 4 列の行列になります。[Save 2-D signals as] パラメーターを [3-D array (concatenate along third dimension)] に設定することにより、Signal To Workspace ブロックは、シミュレーションの完了までに 11 のデータ フレームを 2 x 4 x 11 の配列 A として MATLAB ワークスペースにログ記録します。

次の図は、この例における Signal to Workspace ブロックの動作を示しています。

パラメーター

変数名

ブロックがシミュレーション データのログを記録する配列または構造体の名前を指定します。ブロックが MATLAB ワークスペースにこの変数を作成するのは、シミュレーションの実行停止後のみです。既存のワークスペース変数の名前を入力した場合、ブロックはその変数をシミュレーション データで上書きします。

データ点の制限

ブロックが保存するサンプルまたはフレームの最大数を指定します。シミュレーションで生成されたサンプル数またはフレーム数が指定した最大数を超える場合、最後に生成されたデータのみが保存されます。すべてのデータを取得するには、このパラメーターを inf に設定します。このパラメーターがログ データの次元に与える影響の詳細については、説明の節の表を参照してください。

間引き

正の整数 d を指定して、ブロックがワークスペースの配列または構造体にデータを書き込む頻度を決定します。ブロックは、d 番目のサンプルごとにデータを配列または構造体に書き込みます。既定の間引き値 1 では、ブロックはタイム ステップごとにデータを書き込みます。

保存形式

シミュレーション出力をワークスペースに保存する形式を指定します。以下のオプションのいずれかを選択します。

  • 配列 — このオプションを選択すると、データは N 次元配列として保存されます。入力信号が方向性をもたないベクトルの場合、結果として得られるワークスペース配列は 2 次元になります。各入力ベクトルは、前のベクトルに垂直方向に連結された出力行列の行に保存されます。入力信号が 2 次元の場合、結果として得られるワークスペース配列は、[Save 2-D signals as] パラメーターの設定に依存します。

  • 構造体 —このオプションを選択すると、データは timesignals および blockName の 3 つのフィールドからなる構造体として保存されます。このモードでは、time フィールドは空白であり、blockName フィールドには Signal To Workspace ブロックの名前が格納されます。signals フィールドには、valuesdimensions および label の 3 つの追加フィールドをもつ構造体が格納されます。values フィールドには信号値の配列が格納され、dimensions フィールドでは値の配列の次元を指定し、label フィールドには入力ラインのラベルが格納されます。

  • 時間付き構造体 — このオプションは、time フィールドがシミュレーション タイム ステップのベクトルを格納する点を除けば [Structure] と同じです。これは、From Workspace ブロックが直接読み取り可能な唯一の出力形式です。このオプションを指定すると、[Save 2-D signals as] パラメーターは利用できなくなります。このモードでは、ブロックは 2 次元入力配列を常に 3 次元配列として保存します。

このパラメーターの既定の設定は [配列] です。

2 次元信号の保存形式

ブロックが MATLAB ワークスペースにおいて 2 次元信号を 2 次元配列と 3 次元配列のどちらで出力するかを指定します。

  • 2 次元配列 (最初の次元と連結) — このオプションを選択すると、ブロックは M 行 N 列の入力信号を (K*M) 行 N 列の行列として保存します。ここで、K*M は、シミュレーションの完了までに取得されるサンプルの総数です。ブロックは M 行 N 列の行列入力を前の入力と垂直方向に連結して 2 次元出力配列を生成します。このモデルの詳細については、例 1: 2 次元信号を 2 次元配列として保存するを参照してください。

  • 3 次元配列 (3 番目の次元と連結) — このオプションを選択すると、ブロックは M 行 N 列の入力信号を M x N x K の配列として保存します。ここで、K はシミュレーションの完了までにログ記録された M 行 N 列の入力の数です。K の上限は [Limit data points to last] パラメーターの値です。このモデルの詳細については、例 2: 2 次元信号を 3 次元配列として保存するを参照してください。

このパラメーターは、[保存形式] パラメーターを [配列] または [構造体] に設定した場合にのみ表示されます。[保存形式] パラメーターを [時間付き構造体] に設定した場合、ブロックは 2 次元入力信号を 3 次元配列として出力します。

メモ

[Inherit from input] (この選択肢は削除予定 - リリース ノートを参照) オプションは将来のリリースでは削除されます。詳細については、DSP System Toolbox™ Release Notes のSignal To Workspace Block Changesを参照してください。

fi オブジェクトとして固定小数点データのログを記録する

このチェック ボックスをオンにすると、固定小数点データのログが Fixed-Point Designer™ fi オブジェクトとして MATLAB ワークスペースに記録されます。そうでない場合、固定小数点データのログは [double] としてワークスペースに記録されます。

サポートされているデータ型

  • 倍精度浮動小数点

  • 単精度浮動小数点

  • 固定小数点 (符号付きおよび符号なし)

  • 8、16、32 ビット符号付き整数

  • 8、16、32 ビット符号なし整数

参考

Triggered To Workspace DSP System Toolbox
To Workspace (Simulink) Simulink

バージョン履歴

R2006a より前に導入