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fvtool

デジタル ダウン コンバーターまたはデジタル アップ コンバーター フィルター カスケードの周波数応答の可視化

説明

fvtool(Conv) は、デジタル ダウン コンバーターまたはデジタル アップ コンバーター Conv の振幅応答をプロットします。このオブジェクトは既定で、CIC が null である 2 番目の周波数まで、カスケード応答をプロットします (CIC の null が 1 つしか存在しない場合は 1 番目まで)。この構文を使用するには、オブジェクト Conv がロックされていなければなりません。

fvtool(Conv,'Arithmetic',arithType) は、コンバーター内のフィルターの演算型を指定します。入力 'Arithmetic''double''single' または 'fixed-point' に設定します。Conv オブジェクトがロック解除された状態の場合、演算型を指定しなければなりません。Conv オブジェクトがロックされた状態の場合、演算の入力引数は無視されます。

たとえば、ロック解除された状態のデジタル ダウン コンバーターの振幅応答をプロットするには、入力 'Arithmetic' を設定します。

dwnConv = dsp.DigitalDownConverter
fvtool(dwnConv,'Arithmetic','fixed-point')

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関数 fvtool と関数 visualizeFilterStages を使用して、デジタル ダウン コンバーターの振幅応答をプロットします。

既定の設定を使用して dsp.DigitalDownConverter System object を作成します。関数 fvtool を使用して、フィルター カスケード全体の振幅応答をプロットします。加えて、関数 visualizeFilterStages は個々のフィルター段の振幅応答をプロットします。

dwnConv = dsp.DigitalDownConverter
dwnConv = 
  dsp.DigitalDownConverter with properties:

           DecimationFactor: 100
         MinimumOrderDesign: true
                  Bandwidth: 200000
    StopbandFrequencySource: 'Auto'
             PassbandRipple: 0.1000
        StopbandAttenuation: 60
                 Oscillator: 'Sine wave'
            CenterFrequency: 14000000
                 SampleRate: 30000000

  Show all properties

fvtool の使用

System object がロック解除された状態の場合、関数 fvtool の入力 'Arithmetic' により、フィルターの演算を指定しなければなりません。System object がロックされた状態の場合、演算の入力は無視されます。

fvtool(dwnConv,'Arithmetic','fixed-point')

visualizeFilterStages の使用

個々のフィルター段の振幅応答を表示するには、関数 visualizeFilterStages を呼び出します。

visualizeFilterStages(dwnConv,'Arithmetic','fixed-point')

入力引数

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デジタル ダウン コンバーターまたはデジタル アップ コンバーター。dsp.DigitalDownConverter または dsp.DigitalUpConverter の System object™ として指定します。

Conv オブジェクトがロック解除された状態の場合、演算型を指定しなければなりません。Conv オブジェクトがロックされた状態の場合、演算の入力引数は無視されます。

バージョン履歴

R2012a で導入