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getDecimationFactors

デジタル ダウン コンバーターの各フィルター段の間引き係数の取得

説明

M = getDecimationFactors(dwnConv) は、デジタル ダウン コンバーター dwnConv の各フィルター段の間引き係数をもつベクトル M を返します。第 3 フィルター段がバイパスされる場合、M は、第 1 と第 2 のフィルター段の間引き係数が含まれる 1 行 2 列のベクトルです。第 3 フィルター段がバイパスされない場合、M は、第 1、第 2、第 3 のフィルター段の間引き係数が含まれる 1 行 3 列のベクトルです。

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dsp.DigitalDownConverter System object™ の各フィルター段の間引き係数を取得します。

既定の設定を使用して dsp.DigitalDownConverter System object を作成します。関数 getDecimationFactors を使用して、オブジェクトの各段の間引き係数を取得します。

dwnConv = dsp.DigitalDownConverter
dwnConv = 
  dsp.DigitalDownConverter with properties:

           DecimationFactor: 100
         MinimumOrderDesign: true
                  Bandwidth: 200000
    StopbandFrequencySource: 'Auto'
             PassbandRipple: 0.1000
        StopbandAttenuation: 60
                 Oscillator: 'Sine wave'
            CenterFrequency: 14000000
                 SampleRate: 30000000

  Use get to show all properties

M = getDecimationFactors(dwnConv) %#ok
M = 1×3

    25     2     2

オブジェクトの DecimationFactor プロパティは 100 に設定されています。出力 M は既定では 1 行 3 列のベクトルです。ここで、ベクトル内の各要素は間引き係数全体の係数です。

DecimationFactor を 1 行 2 列のベクトルに設定した場合、オブジェクトは第 3 フィルター段をバイパスし、第 1 と第 2 のフィルター段の間引き係数をベクトルの 1 番目と 2 番目の要素の値にそれぞれ設定します。

dwnConv.DecimationFactor = [10 10]
dwnConv = 
  dsp.DigitalDownConverter with properties:

           DecimationFactor: [10 10]
         MinimumOrderDesign: true
                  Bandwidth: 200000
    StopbandFrequencySource: 'Auto'
             PassbandRipple: 0.1000
        StopbandAttenuation: 60
                 Oscillator: 'Sine wave'
            CenterFrequency: 14000000
                 SampleRate: 30000000

  Use get to show all properties

M = getDecimationFactors(dwnConv)
M = 1×2

    10    10

関数 getDecimationFactors の出力は、1 行 2 列のベクトルになっています。

入力引数

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デジタル ダウン コンバーター。dsp.DigitalDownConverter System object™ として指定します。

出力引数

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各フィルター段の間引き係数。1 行 2 列または 1 行 3 列のベクトルとして返されます。第 3 フィルター段がバイパスされる場合、M は、第 1 と第 2 のフィルター段の間引き係数が含まれる 1 行 2 列のベクトルです。第 3 フィルター段がバイパスされない場合、M は、第 1、第 2、第 3 のフィルター段の間引き係数が含まれる 1 行 3 列のベクトルです。

データ型: double

バージョン履歴

R2012a で導入