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adddelay
ニューラル ネットワークの応答への遅延の追加
構文
net = adddelay(net,n)
説明
net = adddelay(net,n)
は、次の引数を取ります。
net | ニューラル ネットワーク |
n | 遅延数 |
そして、指定された遅延数 n
だけ入力遅延の接続が増加し、それと同じ数だけ出力フィードバック遅延が減少したネットワークを返します。これにより、タイムステップ n
だけ遅れて出力が生成される点を除き、元のネットワークと同じ動作をするネットワークが得られます。
遅延数 n
を指定しない場合、既定の遅延数 1 が使用されます。
例
時間遅延ネットワーク
この例では、入力時系列 X
とターゲット時系列 T
に対し、オリジナルの形式で時間遅延ネットワークの作成、学習、シミュレーションを行います。その後、遅延を一旦削除してから、削除した遅延を元に戻します。1 番目と 3 番目の出力は同じになりますが、2 番目の結果には次のステップの予測が新たに追加されます。
[X,T] = simpleseries_dataset; net1 = timedelaynet(1:2,20); [Xs,Xi,Ai,Ts] = preparets(net1,X,T); net1 = train(net1,Xs,Ts,Xi); y1 = net1(Xs,Xi); view(net1)
net2 = removedelay(net1); [Xs,Xi,Ai,Ts] = preparets(net2,X,T); y2 = net2(Xs,Xi); view(net2)
net3 = adddelay(net2); [Xs,Xi,Ai,Ts] = preparets(net3,X,T); y3 = net3(Xs,Xi); view(net3)