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MATLAB Runtime の初期化

コンパイルされた MATLAB® 関数を Python® アプリケーションに統合する場合、コードで MATLAB Runtime およびアプリケーション内のコンパイルされたパッケージを初期化する必要があります。

  1. 起動オプションを選択できるようにして MATLAB Runtime を初期化するには、関数 initialize_runtime() を呼び出します。これにより、MATLAB Runtime が読み込まれて開始されます。

    initialize_runtime() はオプションで呼び出すことができます。先に initialize_runtime() を呼び出さずに initialize() を呼び出すと、MATLAB Runtime は起動オプションなしで開始されます。

  2. アプリケーション内のコンパイルされた各パッケージの関数 initialize() を使用して、パッケージ内の MATLAB 関数を呼び出すために使用できるハンドルを取得します。関数 initialize() は、コンパイルされたパッケージごとに 1 回だけ呼び出します。

MATLAB Runtime の起動オプションの指定

macOS

macOS では、Python の開始時に MATLAB Runtime のオプションを mwpython コマンドに渡す必要があります。-mlstartup を使用し、それに続けて MATLAB Runtime のオプションのコンマ区切りリストを指定します。initialize_runtime() に渡された MATLAB Runtime のオプションは無視されます。

すべてのプラットフォーム

MATLAB Runtime では、以下の 2 つの起動オプションを指定できます。

  • -nojvm — 既定で有効に設定されている Java® 仮想マシンを無効にします。これにより MATLAB Runtime のパフォーマンスが向上することがあります。

  • -nodisplay — Linux® で、MATLAB Runtime を表示機能なしで実行します。

これらのオプションは、コンパイルされた MATLAB 関数を初期化する前に指定します。そうするには、MATLAB Runtime のオプションを指定して、生成された Python パッケージの initialize_runtime() メソッドを呼び出します。MATLAB Runtime のオプションのリストは string のリストとして渡されます。たとえば、表示機能および Java 仮想マシンなしでパッケージ addmatrix に対して MATLAB Runtime を開始するには、次のコードを使用します。

import addmatrix

addmatrix.initialize_runtime(['-nojvm', '-nodisplay'])

アプリケーションで複数の Python パッケージを使用する場合は、initialize_runtime() は 1 つのパッケージだけから呼び出します。最初の呼び出しにより、MATLAB Runtime セッションの実行時オプションが設定されます。後続の呼び出しはすべて無視されます。

コンパイルされた MATLAB 関数を使用した MATLAB Runtime の開始

コンパイルされた MATLAB 関数を呼び出すには、その関数を MATLAB Runtime に読み込みます。そうするには、生成された Python パッケージの initialize() メソッドを呼び出します。initialize() メソッドは、パッケージ内のコンパイルされた MATLAB 関数を呼び出すために使用できるオブジェクトを返します。たとえば、MATLAB Runtime を開始し、addmatrix パッケージ内の MATLAB 関数を読み込むには、次のコードを使用します。

import addmatrix

myAdder = addmatrix.initialize()

メモ

コンポーネントをインポートした後に matlab.engine をインポートすることはできません。matlab.engine の詳細については、Python 用 MATLAB エンジンの起動と停止を参照してください。

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