このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。
compiler.build.PythonPackageOptions
構文
説明
は、opts
= compiler.build.PythonPackageOptions(FunctionFiles
)FunctionFiles
で指定された MATLAB® 関数を使用して PythonPackageOptions
オブジェクトを作成します。PythonPackageOptions
オブジェクトを関数 compiler.build.pythonPackage
への入力として使用します。
は、名前と値の引数を 1 つ以上使用してオプションが指定された opts
= compiler.build.PythonPackageOptions(FunctionFiles
,Name,Value
)PythonPackageOptions
オブジェクトを作成します。オプションには、パッケージ名、出力ディレクトリ、含める追加ファイルなどがあります。
例
ファイル入力を使用して PythonPackageOptions
オブジェクトを作成します。
この例では、
にあるファイル matlabroot
\extern\examples\compilermagicsquare.m
を使用します。
appFile = which('magicsquare.m');
opts = compiler.build.PythonPackageOptions(appFile)
opts =
PythonPackageOptions with properties:
FunctionFiles: {'C:\Program Files\MATLAB\R2025a\extern\examples\compiler'}
PackageName: 'example.magicsquare'
SampleGenerationFiles: {}
AdditionalFiles: {}
AutoDetectDataFiles: on
ExternalEncryptionKey: [0×0 struct]
ObfuscateArchive: off
SecretsManifest: ''
SupportPackages: {'autodetect'}
Verbose: off
OutputDir: '.\magicsquarepythonPackage'
ドット表記を使用して、既存の PythonPackageOptions
オブジェクトのプロパティ値を変更することができます。たとえば、詳細な出力を有効にします。
opts.Verbose = 'on';
PythonPackageOptions
オブジェクトを関数 compiler.build.pythonPackage
への入力として使用して、Python® パッケージをビルドします。
buildResults = compiler.build.pythonPackage(opts);
PythonPackageOptions
オブジェクトを作成し、名前と値の引数を使用してカスタマイズします。
この例では、
にあるファイル matlabroot
\extern\examples\compilermagicsquare.m
を使用します。名前と値の引数を使用して出力ディレクトリを指定し、データ ファイルの自動検出を無効にします。
opts = compiler.build.PythonPackageOptions(which('magicsquare.m'), ... 'OutputDir','D:\Documents\MATLAB\work\MagicPythonPackage', ... 'AutoDetectDataFiles','off')
opts =
PythonPackageOptions with properties:
FunctionFiles: {'C:\Program Files\MATLAB\R2025a\extern\examples\compiler'}
PackageName: 'example.magicsquare'
SampleGenerationFiles: {}
AdditionalFiles: {}
AutoDetectDataFiles: off
ExternalEncryptionKey: [0×0 struct]
ObfuscateArchive: off
SecretsManifest: ''
SupportPackages: {'autodetect'}
Verbose: off
OutputDir: 'D:\Documents\MATLAB\work\MagicPythonPackage'
ドット表記を使用して、既存の PythonPackageOptions
オブジェクトのプロパティ値を変更することができます。たとえば、詳細な出力を有効にします。
opts.Verbose = 'on';
PythonPackageOptions
オブジェクトを関数 compiler.build.pythonPackage
への入力として使用して、Python パッケージをビルドします。
buildResults = compiler.build.pythonPackage(opts);
入力引数
MATLAB 関数を実装するファイル。文字ベクトル、string スカラー、string 配列、または文字ベクトルの cell 配列として指定します。ファイル パスは現在の作業ディレクトリを基準とした相対パス、または絶対パスにできます。ファイルの拡張子は .m
、.p
、.mlx
、.mexa64
のいずれかである必要があります。
例: ["myfunc1.m","myfunc2.m"]
データ型: char
| string
| cell
名前と値の引数
オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで、Name
は引数名で、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: OutputDir='D:\work\myproject'
Python パッケージに含める追加のファイルとフォルダー。文字ベクトル、string スカラー、string 配列、または文字ベクトルの cell 配列として指定します。パスは現在の作業ディレクトリを基準とした相対パス、または絶対パスにできます。
例: 'AdditionalFiles',["myvars.mat","data.txt"]
データ型: char
| string
| cell
データ ファイルを自動的に含めるためのフラグ。'on'
または 'off'
、もしくは数値または logical の 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。'on'
の値は true
と等価であり、'off'
の値は false
と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState
型の on/off logical 値として格納されます。
このプロパティを
'on'
に設定した場合、特定の関数 (load
やfopen
など) の入力として指定されるデータ ファイルは自動的にパッケージに含められます。このプロパティを
'off'
に設定した場合、データ ファイルはAdditionalFiles
オプションを使用してパッケージに追加する必要があります。
例: 'AutoDetectDataFiles','off'
データ型: logical
R2024b 以降
外部の AES 暗号化キー ファイルおよび MEX キー ローダー ファイルへのパス。char 行ベクトルまたは string スカラーの正確に 2 つのフィールドをもつスカラー struct として指定します。フィールド名はそれぞれ EncryptionKeyFile
と RuntimeKeyLoaderFile
です。struct のフィールドはどちらも必須です。ファイル パスは現在の作業ディレクトリを基準とした相対パス、または絶対パスにできます。
たとえば、struct keyValueStruct
を使用して暗号化キーを encrypt.key
、ローダー ファイルを loader.mexw64
と指定します。
keyValueStruct.EncryptionKeyFile='encrypt.key'; keyValueStruct.RuntimeKeyLoaderFile='loader.mexw64'
暗号化キー ファイルは、サポートされている次のいずれかの形式でなければなりません。
バイナリ 256 ビットの AES キー、32 バイトのファイル サイズ
16 進数でエンコードされた AES キー、64 バイトのファイル サイズ
MEX ファイル ローダーは実行時に復号化キーを取得します。これは次の引数をもつインターフェイスでなければなりません。
prhs[0]
— 入力、固定値'get'
として指定される char 配列prhs[1]
— 入力、CTF コンポーネント UUID として指定される char 配列plhs[0]
— 出力、キーの形式に応じて 32 バイトの UINT8 数値配列または 64 バイトの 16 進数でエンコードされた char 配列
複数の CTF で同じキーを共有することは避けてください。
例: 'ExternalEncryptionKey',keyValueStruct
データ型: struct
Python パッケージの名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。'PackageName'
を名前空間として指定します。これは、companyname.groupname.component
のようにピリオドで区切られたリストです。生成されたパッケージの名前は、ピリオドで区切られたリストの最後のエントリに設定されます。名前は文字で始まり、英字とピリオドのみが含まれる必要があります。
指定しない場合、PackageName
の既定値は、FunctionFiles
引数内にリストされている最初の MATLAB ファイルの名前です。
例: 'PackageName','mathworks.pythonpackage.mymagic'
データ型: char
| string
パッケージに含まれる関数のサンプル Python ファイルを生成するために使用する MATLAB サンプル ファイル。文字ベクトル、string スカラー、string 配列、または文字ベクトルの cell 配列として指定します。パスは現在の作業ディレクトリを基準とした相対パス、または絶対パスにできます。ファイルには .m
拡張子が必要です。
例: 'SampleGenerationFiles',["sample1.m","sample2.m"]
データ型: char
| string
| cell
R2024b 以降
デプロイ可能なアーカイブに組み込む秘密鍵を指定する secret マニフェスト JSON ファイルへのパス。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。このパスは現在の作業ディレクトリを基準とした相対パス、または絶対パスにできます。
MATLAB コードで関数 getSecret
、getSecretMetadata
、または isSecret
を呼び出す場合、デプロイ可能なアーカイブに組み込む秘密鍵を JSON secret マニフェスト ファイルで指定しなければなりません。コードで getSecret
を呼び出す場合に SecretsManifest
オプションが指定されていないと、MATLAB Compiler™ は警告を発行し、
という名前の出力フォルダーにテンプレート JSON ファイルを生成します。"Embedded" フィールドで秘密鍵の名前を指定して、このファイルを修正します。<component_name>
_secrets_manifest.json
関数 setSecret
はデプロイ可能ではありません。デプロイ可能なアーカイブに秘密鍵を組み込むには、アーカイブをビルドする前に MATLAB で setSecret
を呼び出す必要があります。
シークレットを使用したデプロイの詳細については、Handle Sensitive Information in Deployed Applicationsを参照してください。
例: 'SecretsManifest','D:\Documents\MATLAB\work\mycomponent\mycomponent_secrets_manifest.json'
データ型: char
| string
デプロイ可能なアーカイブを難読化するためのフラグ。'on'/1/true
または 'off'/0/false
として指定します。この値は、matlab.lang.onoffSwitchState
型の on/off の logical 値として保存されます。
このプロパティを 'on'
に設定した場合、デプロイ可能なアーカイブのフォルダー構造およびファイル名はエンド ユーザーに対して難読化され、.m
、.mlapp
、.p
、.mat
、MLX、SFX、および MEX ファイルに含まれているユーザー コードおよびデータはアーカイブ内のユーザー パッケージに配置されます。また、すべての .m
ファイルがパッケージ化の前に P ファイルに変換されます。
実行時に、MATLAB コードとデータはファイル システムに抽出されるのではなく、ユーザー パッケージから直接復号化されて読み込まれます。MEX ファイルは、一時的にユーザー パッケージから抽出されてから、読み込まれます。
追加のファイル タイプをユーザー パッケージに手動で含めるには、それぞれのファイル タイプを個別の拡張子タグでファイル
に追加します。matlabroot
/toolbox/compiler/advanced_package_supported_files.xml
以下はサポートされて "いません"。
ver
関数DLL などの外部ライブラリの呼び出し
アウトプロセスの MATLAB Runtime (MATLAB データ配列の C++ 共有ライブラリ)
アウトプロセスでの MEX ファイルの実行 (
mexhost
、feval
、matlab.mex.MexHost
)R2023b より前: v7.3 以外の
.mat
ファイル
このオプションを有効にすることは、-j
および -s
を指定して mcc
を使用するのと等価です。
このプロパティを 'off'
に設定した場合、デプロイ可能なアーカイブは難読化されません。これは既定の動作です。
例: 'ObfuscateArchive','on'
データ型: logical
ビルド ファイルが保存される出力ディレクトリへのパス。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。このパスは現在の作業ディレクトリを基準とした相対パス、または絶対パスにできます。
ビルド フォルダーの既定の名前は、パッケージ名に pythonPackage
を追加したものです。
例: 'OutputDir','D:\Documents\MATLAB\work\mymagicpythonPackage'
データ型: char
| string
含めるサポート パッケージ。次のオプションのいずれかとして指定します。
'autodetect'
(既定) — 依存関係の分析プロセスにより、必要なサポート パッケージが自動的に検出され、含められます。'none'
— サポート パッケージは含められません。このオプションを使用すると、ランタイム エラーの原因となる可能性があります。string スカラー、文字ベクトル、または文字ベクトルの cell 配列 — 指定されたサポート パッケージのみが含められます。インストールされている、または特定のファイルで使用されるサポート パッケージのリストを表示するには、
compiler.codetools.deployableSupportPackages
を参照してください。
例: 'SupportPackages',{'Deep Learning Toolbox Converter for TensorFlow Models','Deep Learning Toolbox Model for Places365-GoogLeNet Network'}
データ型: char
| string
| cell
ビルドの詳細を制御するためのフラグ。'on'
または 'off'
、もしくは数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。'on'
の値は true
と等価であり、'off'
の値は false
と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は、matlab.lang.OnOffSwitchState
型の on/off の logical 値として保存されます。
このプロパティを
'on'
に設定した場合、MATLAB コマンド ウィンドウには、ビルド プロセス中のコンパイラ出力を示す進行状況情報が表示されます。このプロパティを
'off'
に設定した場合、コマンド ウィンドウには進行状況の情報は表示されません。
例: 'Verbose','on'
データ型: logical
出力引数
Python パッケージのビルド オプション。PythonPackageOptions
オブジェクトとして返されます。
バージョン履歴
R2021a で導入MATLAB Command
You clicked a link that corresponds to this MATLAB command:
Run the command by entering it in the MATLAB Command Window. Web browsers do not support MATLAB commands.
Web サイトの選択
Web サイトを選択すると、翻訳されたコンテンツにアクセスし、地域のイベントやサービスを確認できます。現在の位置情報に基づき、次のサイトの選択を推奨します:
また、以下のリストから Web サイトを選択することもできます。
最適なサイトパフォーマンスの取得方法
中国のサイト (中国語または英語) を選択することで、最適なサイトパフォーマンスが得られます。その他の国の MathWorks のサイトは、お客様の地域からのアクセスが最適化されていません。
南北アメリカ
- América Latina (Español)
- Canada (English)
- United States (English)
ヨーロッパ
- Belgium (English)
- Denmark (English)
- Deutschland (Deutsch)
- España (Español)
- Finland (English)
- France (Français)
- Ireland (English)
- Italia (Italiano)
- Luxembourg (English)
- Netherlands (English)
- Norway (English)
- Österreich (Deutsch)
- Portugal (English)
- Sweden (English)
- Switzerland
- United Kingdom (English)