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Web アプリの制限とサポートされていない機能

MATLAB® アプリを Web アプリにパッケージ化するときには、以下の機能の制限を考慮してください。特定の機能を使用すると、エラーや予期しない動作が発生することがあります。

動作の違い

デプロイされた Web アプリはサーバー上でホストされるため、システム情報を使用する関数は、サーバー側の情報にのみアクセスでき、クライアント側の情報にはアクセスできません。さらに、Web アプリは個別の Figure ウィンドウではなく、ブラウザーのウィンドウに表示されます。その結果、デプロイされた Web アプリの特定の関数とプロパティの動作は、ローカル システム上とは異なります。次の表は、アプリのビルド ワークフローに深く関連するいくつかの違いを示しています。

カテゴリ制限
グラフィックス ルート オブジェクトのプロパティ

groot オブジェクトの MonitorPositionsPointerLocationScreenDepthScreenPixelsPerInch および ScreenSize の各プロパティには、クライアント側の情報ではなく、サーバー側の情報が含まれます。

Figure のプロパティ

CloseRequestFcnVisibleWindowState、および WindowStyle の各プロパティは、Web アプリ内では影響しません。

Position または InnerPosition の各プロパティを使用して初期の Figure サイズを指定できますが、アプリの実行中にこれらのプロパティを使用してプログラムにより Figure のサイズを変更すると、予期しない動作が発生することがあります。

[ファイル] ダイアログ ボックス

デプロイ済み Web アプリで uigetfileuiputfile を使用して、ローカル システムからファイルのアップロードとダウンロードができますが、いくつかの制限があります。

  • 外部アプリケーションがファイルを書き込んでいるときには、それらのファイルをダウンロードできません。

  • 既定のパスまたはファイル名を指定できません。

システム コマンドcomputerispcisunixismaclistfonts など、システム情報を返すコマンドは、クライアント側の情報ではなく、サーバー側の情報を返します。

サポートされていない機能

デプロイされる Web アプリでは一部の機能がサポートされていません。次の表は、アプリのビルド ワークフローに深く関連する、サポートされていない機能を示しています。

カテゴリサポートなし
マルチウィンドウ アプリ

figure または uifigure への複数の呼び出しはサポートされていません。

さらに、個別のウィンドウとして表示されるダイアログ ボックスを作成する関数はサポートされていません。これらの関数には、dialogmsgboxerrordlgwarndlghelpdlglistdlgquestdlginputdlguisetcolor、および uisetfont が含まれます。ただし、uialertuiconfirmuiprogressdlg など、Figure ウィンドウ内にダイアログ ボックスを作成する関数はサポートされています。

[ファイル] ダイアログ ボックスuigetdir を使用してクライアントでフォルダー選択ダイアログ ボックスを開くことはサポートされていません。
保存と出力

関数 printprintpreview および exportapp はサポートされていません。

プロット関数関数 wordcloud はサポートされていません。
座標軸ツール バーの操作データのブラシ選択はサポートされていません。
コピーと貼り付け関数 clipboard を使用した、テキストのシステム クリップボードへのコピー、およびシステム クリップボードからの貼り付けはサポートされていません。
プロジェクト機能matlab.project.createProjectmatlab.project.loadProject などのプロジェクト機能はサポートされていません。
OLE Automation関数 actxserver はサポートされていません。

このサポートされていない機能のほかに、App Designer のグラフィックスの制限があります。詳細については、App Designer でのグラフィックスの表示を参照してください。

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