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stdchan

標準化チャネル モデル セットからのチャネル System object の構築

構文

chan = stdchan(chantype,rs,fd)

説明

chan = stdchan(chantype,rs,fd) は指定されている chantype に応じてフェージング チャネル オブジェクト chan を構築します。chantype は、サポートされている標準に示したチャネル モデルから選択されます。rs は入力信号のサンプリング レートで、fd は最大ドップラー シフトです。

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サンプルレートと最大ドップラー シフトを設定します。

rs = 20e6;
fd = 3;

典型的な都市部の CDMA チャネル モデル (TUx) のチャネル オブジェクトを作成し、周波数応答の可視化をオンにします。

chan = stdchan('cdmaTUx',rs,fd);
chan.Visualization = 'Frequency response';

ランダム データを生成して QPSK 変調を適用します。

data = randi([0 3],10000,1);
txSig = pskmod(data,4,pi/4);

QPSK 信号を CDMA チャネルでフィルター処理します。

y = chan(txSig);

GSM および EDGE シミュレーションに役立つチャネル モデルを作成します。低速および高速の条件で実験します。

パラメーターおよび System object の構成

フレームの構成。

M = 8; % Modulation order, 8-PSK
Rbit = 9600; % Input bit rate
Rs = Rbit / log2(M); % Symbol rate
Nsamples = 5e2; % Number of samples per frame
Nframes = 10; % Number of frames

速度とチャネルの構成。

v = 10 * 1e3/3600; % Mobile speed (m/s)
fc = 1800e6; % Carrier frequency
c = physconst('LightSpeed'); % Speed of light in free space
fd = v*fc/c; % Maximum Doppler shift of diffuse component

変調器およびチャネルの System object を作成します。

modulator  = comm.PSKModulator(M,'PhaseOffset',0);

channel = stdchan('gsmeqx6',Rs,fd);
channel.RandomStream = 'mt19937ar with seed'; % set for reproducibility
channel.Visualization = 'Impulse and frequency responses';
channel.SamplesToDisplay = '100%';

refC = constellation(modulator);
constDiagram = comm.ConstellationDiagram( ...
    'ReferenceConstellation',refC, ...
    'XLimits',[-3 3],'YLimits',[-3 3]);

低速でのシミュレーション

for iFrames = 1:Nframes
    msg = randi([0 M-1], Nsamples, 1);
    modSignal = modulator(msg);
    chanOut = channel(modSignal);
    constDiagram(chanOut);
end

高速でのシミュレーション

オブジェクトを解放し、再構成します。

release(constDiagram);
release(channel);

v = 120 * 1e3 / 3600; % Mobile speed (m/s)
fd = v*fc/c; % Maximum Doppler shift of diffuse component

channel.MaximumDopplerShift = fd; % Adjust maximum doppler shift

for iFrames = 1:Nframes
    msg = randi([0 M-1], Nsamples, 1);
    modSignal = modulator(msg);
    chanOut = channel(modSignal);
    constDiagram(chanOut);
end

入力引数

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チャネルのタイプ。string または文字ベクトルとして指定します。有効なオプションはサポートされている標準にリストされています。

例: stdchan('gsmRAx6c1',rs,fd) は、サンプルレート rs、最大ドップラー シフト fd を指定して、GSM の農村地域の典型的ケース (RAx)、6 タップ、ケース 1 のチャネル モデルを構成します。

データ型: char | string

サンプルレート (Hz 単位)。スカラーとして指定します。

データ型: double

最大ドップラー シフト (Hz 単位)。スカラーとして指定します。

データ型: double

出力引数

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チャネル オブジェクト。comm.RayleighChannel または comm.RicianChannel System object として返されます。

詳細

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サポートされている標準

GSM、CDMA、および ITU-R HF 標準では、stdchan を呼び出して、以下のプロファイルの 1 つをモデル化する comm.RayleighChannel または comm.RicianChannel System object を返します。

GSM/EDGE チャネル モデル (3GPP TS 45.005 V7.9.0 (2007-2)、3GPP TS 05.05 V8.20.0 (2005-11)):

チャネル モデルプロファイル
gsmRAx6c1農村地域の典型的ケース (RAx)、6 タップ、ケース 1
gsmRAx4c2農村地域の典型的ケース (RAx)、4 タップ、ケース 2
gsmHTx12c1起伏の多い地形の典型的ケース (HTx)、12 タップ、ケース 1
gsmHTx12c2起伏の多い地形の典型的ケース (HTx)、12 タップ、ケース 2
gsmHTx6c1起伏の多い地形の典型的ケース (HTx)、6 タップ、ケース 1
gsmHTx6c2起伏の多い地形の典型的ケース (HTx)、6 タップ、ケース 2
gsmTUx12c1都市部の典型的ケース (TUx)、12 タップ、ケース 1
gsmTUx12c1都市部の典型的ケース (TUx)、12 タップ、ケース 2
gsmTUx6c1都市部の典型的ケース (TUx)、6 タップ、ケース 1
gsmTUx6c2都市部の典型的ケース (TUx)、6 タップ、ケース 2
gsmEQx6イコライズ テストのプロファイル (EQx)、6 タップ
gsmTIx2極小セルの典型的ケース (TIx)、2 タップ

配布評価用の CDMA チャネル モデル (3GPP TR 25.943 V6.0.0 (2004-12)):

チャネル モデルプロファイル
cdmaTUx典型的都市部チャネル モデル (TUx)
cdmaRAx農村地域チャネル モデル (RAx)
cdmaHTx起伏の多い地形のチャネル モデル (HTx)

ITU-R HF チャネル モデル (ITU-R F.1487 (2000)) (これらのモデルで正しい周波数拡散を取得するには FD を 1 にしなければなりません):

チャネル モデルプロファイル
iturHFLQ低緯度、静かな状況
iturHFLM低緯度、適度な状況
iturHFLD低緯度、妨害のある状況
iturHFMQ中緯度、静かな状況
iturHFMM中緯度、適度な状況
iturHFMD中緯度、妨害のある状況
iturHFMDV中緯度、垂直放射の近くの妨害のある状況
iturHFHQ高緯度、静かな状況
iturHFHM高緯度、適度な状況
iturHFHD高緯度、妨害のある状況

R2007b で導入