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interp

RF 伝播データの内挿

R2020a 以降

説明

interpvalue = interp(pd,lat,lon) は、緯度ベクトルと経度ベクトルで指定された各クエリ点の伝播データから内挿された値を返します。内挿は散布データ内挿法を使用して実行されます。データ領域外のクエリ点に対応する値には NaN が割り当てられます。

interpvalue = interp(pd,Name,Value) は、名前と値のペアの引数で指定される追加オプションを使用して内挿された値を返します。

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ボストン周辺のサイトの名前と位置を定義します。

names = ["Fenway Park","Faneuil Hall","Bunker Hill Monument"];
lats = [42.3467,42.3598,42.3763];
lons = [-71.0972,-71.0545,-71.0611];

送信機サイトの配列を作成します。

txs = txsite("Name", names,...
       "Latitude",lats,...
       "Longitude",lons, ...
       "TransmitterFrequency",2.5e9);

各送信機サイトの受信パワー データを計算します。

maxr = 20000;
pd1 = coverage(txs(1),"MaxRange",maxr);
pd2 = coverage(txs(2),"MaxRange",maxr);
pd3 = coverage(txs(3),"MaxRange",maxr);

すべてのデータの位置が含まれる四角形を計算します。

locs = [location(pd1); location(pd2); location(pd3)];
[minlatlon, maxlatlon] = bounds(locs);

四角形の上に位置のグリッドを作成します。

gridlength = 300;
latv = linspace(minlatlon(1),maxlatlon(1),gridlength);
lonv = linspace(minlatlon(2),maxlatlon(2),gridlength);
[lons,lats] = meshgrid(lonv,latv);
lats = lats(:);
lons = lons(:);

内挿を使用してグリッド位置の各送信機のデータを取得します。

v1 = interp(pd1,lats,lons);
v2 = interp(pd2,lats,lons);
v3 = interp(pd3,lats,lons);

最小受信パワー値が含まれる伝播データを作成します。

minReceivedPower = min([v1 v2 v3],[],2,"includenan");
pd = propagationData(lats,lons,"MinReceivedPower",minReceivedPower);

任意の送信機サイトから受信した最弱の信号を表示する、最小受信パワーをプロットします。表示される領域は、3 つの送信機サイトを使用する三角形分割のサービス エリアに対応する場合があります。

sensitivity = -110;
contour(pd,"Levels",sensitivity:-5,"Type","power")

入力引数

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伝播データ。propagationData オブジェクトとして指定します。

緯度座標値。地球の楕円体モデル WGS-84 を基準として 10 進数の度単位のベクトルとして指定します。緯度座標は範囲 [-90 90] 内でなければなりません。

経度座標値。地球の楕円体モデル WGS-84 を基準として 10 進数の度単位のベクトルとして指定します。

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: 'Method','linear'

内挿するデータ変数。'DataVariableName' と、propagationData コンテナー オブジェクトの作成に使用されるデータ table 内の変数名に対応する文字ベクトルまたは string スカラーで構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。既定値は propagationDataDataVariableName プロパティです。

データ型: char | string

データの内挿に使用されるメソッド。'Method' と次のいずれかで構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。

  • 'natural' - 自然な傍内挿

  • 'linear' - 線形内挿

  • 'nearest' - 最近傍内挿

データ型: char | string

出力引数

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緯度ベクトルと経度ベクトルで指定されている各クエリ点の伝播データからの内挿値。数値ベクトルとして返されます。

バージョン履歴

R2020a で導入