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cart2sphvec

直交成分から球面表現へのベクトルの変換

説明

vs = cart2sphvec(vr,az,el) は、ベクトルまたは一連のベクトル vr の成分をローカル直交座標系の表現から vs に含まれる "球面基底表現" に変換します。球面基底表現は、(e^az,e^el,e^R) で求められる基底に投影されるベクトルの一連の成分です。球面基底の方向は、方位角 az および仰角 el によって決定される、球体上の球面基底の位置によって異なります。

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z 方向に沿った、方位角 45° および仰角 45° の位置にある直交座標のベクトルから始めます。その時点の球面基底に対して、ベクトルの成分を計算します。

vr = [0;0;1];
vs = cart2sphvec(vr,45,45)
vs = 3×1

         0
    0.7071
    0.7071

入力引数

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直交基底表現のベクトル。3 行 1 列の列ベクトルまたは 3 行 N 列の行列として指定します。vr の各列には、右手直交基底 x,y,x のベクトルの 3 つの成分が含まれます。

例: [4.0; -3.5; 6.3]

データ型: double
複素数のサポート: あり

方位角 (度単位)。閉値域 [–180, 180] のスカラーとして指定します。球体上の点の方位角を定義するには、原点からその点へのベクトルを構築します。方位角は、正の x 軸から xy 平面へのベクトルの直交投影までの xy 平面における角度です。例として、方位角 0 と仰角 0 は x 軸上の点を指定し、方位角 90° と仰角 0 は y 軸上の点を指定します。

例: 45

データ型: double

仰角 (度単位)。閉値域 [–90, 90] のスカラーとして指定します。球体上の点の仰角を定義するには、原点からその点へのベクトルを構築します。仰角は、xy 平面へのベクトルの直交投影からベクトル自体までの角度です。例として、仰角 0 は球体の赤道を定義し、仰角 ±90° はそれぞれ北極と南極を定義します。

例: 30

データ型: double

出力引数

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ベクトルの球面表現。vs と同じ次元をもつ 3 行 1 列の列ベクトルまたは 3 行 N 列の行列として返されます。vs の各列には、右手 (e^az,e^el,e^R) 基底のベクトルの 3 つの成分が含まれます。

詳細

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拡張機能

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バージョン履歴

R2020a で導入