MATLAB コードの行の実行回数の収集および表示
[実行時の問題の確認] ステップを MATLAB® Coder™ アプリで実行する場合、エントリポイント関数を代表的なデータと共に呼び出すテストを指定しなければなりません。[実行時の問題の確認] ステップでは、MATLAB 関数から MEX 関数が生成され、MATLAB 関数の呼び出しを MEX 関数の呼び出しで置き換えたうえで、テストが実行されます。MEX 関数を実行すると、MATLAB コードの行に対応する MEX コードの実行回数がカウントされます。行の実行回数は、MATLAB コードがテストでどのように実行されているかを知るために役立ちます。今後のテストで必要なデッド コードまたはコードのセクションを特定できます。
行の実行回数を確認するには、[実行時の問題の確認] ステップでのテストが完了してから [MATLAB 行の実行回数の表示] をクリックします。
アプリ エディターで、MATLAB コードの左側に色分けされたバーが表示されます。
次の表では色分けを説明します。
色 | 意味 |
---|---|
緑 | 以下のいずれかに該当します。
さまざまな緑の色調は、行の実行回数の各範囲を示しています。最も濃い緑の色調は、最大の範囲を示しています。 |
オレンジ | エントリポイント関数が複数回実行され、コードが 1 回実行される。 |
赤 | コードが実行されない。 |
バーの上にポインターを置くと、色の強調表示がコードにも適用されます。コードの各セクションにそのセクションの実行回数が表示されます。
行の実行回数の収集は、既定でオンになっています。テスト ファイルのカバレッジが適切であると確認できた場合のみオフにしてください。行の実行回数をオフにすると、[実行時の問題の確認] ステップが高速化されます。行の実行回数の収集をオフにするには、[実行時の問題の確認] ダイアログ ボックスで、[MATLAB 行の実行回数の収集] チェック ボックスをオフにします。
実行時の問題を複数回確認すると、行の実行回数は累積されます。カウントをゼロに設定するには、[行の実行回数をリセット] をクリックします。
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