coder.nullcopy
コード生成での初期化されていない変数の宣言
説明
は、X
= coder.nullcopy(A
)A
の型、サイズおよび実数/複素数を X
にコピーしますが、要素の値はコピーしません。この関数は、メモリの初期化時にオーバーヘッドを発生させることなく、X
のメモリを事前に割り当てます。コード生成では、関数 coder.nullcopy
は初期化されていない変数を宣言します。MATLAB® で、coder.nullcopy
は X が A と等しくなるような入力を返します。
X が可変サイズの配列を含む構造体またはクラスの場合は、各配列のサイズを割り当てなければなりません。coder.nullcopy
は配列、または引数から結果までの入れ子配列のサイズをコピーすることはありません。
メモ
X
を関数やプログラムで使用する前に、X
内のデータが完全に初期化されていることを確認します。coder.nullcopy
を通じて、変数のすべての要素を割り当てることなく変数を宣言すると、プログラムの動作が非確定的なものになります。詳細については、未初期化変数を定義することにより余分なコピーを排除する方法を参照してください。
例
入力引数
制限
coder.nullcopy
はスパース行列では使用できません。coder.nullcopy
は、オーバーロードされたかっこをサポートするクラス、またはtable
などのデータにアクセスするためにインデックス手法を必要とするクラスでは使用できません。
拡張機能
バージョン履歴
R2011a で導入