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polyspaceConfigure
MATLAB コマンド ラインでビルド システムから Polyspace プロジェクトを作成
説明
polyspaceConfigure
はビルド システムをトレースし、そこから収集した情報によって Polyspace® プロジェクトを作成します。Polyspace デスクトップ製品のユーザー インターフェイスでのみ Polyspace プロジェクトの解析を実行できます。buildCommand
polyspaceConfigure
はビルド システムをトレースし、-option value
buildCommand
-option value
を使用して polyspaceConfigure
の既定の動作を変更します。buildCommand
の前に修飾子を指定します。指定しない場合、ビルド コマンド自体のオプションと見なされます。
メモ
MATLAB® から Polyspace を実行する前に、Polyspace インストールと MATLAB インストールをリンクしなければなりません。MATLAB や Simulink との Polyspace の統合またはPolyspace Server 製品と MATLAB との統合を参照してください。
例
この例では、コマンド make
を使用してソース コードをビルドする場合に、Polyspace プロジェクトを作成する方法を示します。この例では、Polyspace デスクトップ製品のユーザー インターフェイスでのみ開くことができる Polyspace プロジェクトを作成します。targetName
buildOptions
一意のプロジェクト名を指定して Polyspace プロジェクトを作成します。makefile 内のすべての必要なターゲットが再作成されるように、make
で -B
オプションまたは -W
オプションを使用します。makefileName
polyspaceConfigure -prog myProject ... make -B targetName buildOptions
Polyspace プロジェクトを [プロジェクト ブラウザー] で開きます。
polyspaceCodeProver('myProject.psprj')
この例では、ビルド システムの同じトレースから異なる Polyspace プロジェクトを作成する方法を示します。各プロジェクトに含めるソース ファイルを指定することができます。この例では、Polyspace デスクトップ製品のユーザー インターフェイスでのみ開くことができる Polyspace プロジェクトを作成します。
オプション -no-project
を指定すると、Polyspace プロジェクトを作成せずにビルド システムをトレースします。makefile 内のすべての必要なターゲットが再作成されるようにするには、-B
など、適切な make
ビルド コマンド オプションを使用します。
polyspaceConfigure -no-project make -B;
polyspace-configure
は、現在のフォルダー内の既定の場所にキャッシュ情報とビルド トレースを保存します。別の場所にキャッシュ情報とビルド トレースを保存するには、オプション -cache-path
および -build-trace
を指定します。
前のステップからのビルド トレース情報を使用して、Polyspace プロジェクトを生成します。各プロジェクトに含めるファイルを選択するには、プロジェクト名を指定して -include-sources
または -exclude-sources
オプションを使用します。
polyspaceConfigure -no-build -prog myProject ... -include-sources "glob_pattern";
glob_pattern
は、フィルターしてプロジェクトに追加または除外するフォルダーまたはファイルに対応する glob パターンです。polysapce-configure
に渡す glob パターンがシェルによって展開されないようにするには、glob パターンを二重引用符で囲みます。サポートされている glob パターンの構文の詳細については、パターン マッチングを使用した Polyspace 解析対象ファイルの選択を参照してください。
前のステップでオプション -build-trace
および -cache-path
を指定した場合、これらをもう一度指定します。
トレース ファイルとキャッシュ フォルダーを削除します。
rmdir('polyspace_configure_cache', 's'); delete polyspace_configure_built_trace;
-build-trace
および -cache-path
を使用した場合は、これらのオプションのパスとファイル名を使用します。この例では、make
などのビルド コマンドを使用してソース コードをビルドする場合に、Polyspace 解析を実行する方法を示します。この例では、targetName
buildOptions
polyspaceConfigure
を使用してビルド システムをトレースしますが、Polyspace プロジェクトは作成しません。その代わりに、コマンド ラインからの Polyspace 解析実行に使用できるオプション ファイルを作成します。
-output-options-file
コマンドを指定して、Polyspace のオプション ファイルを作成します。makefile 内のすべての必要なターゲットが再作成されるように、make
で -B
オプションまたは -W
オプションを使用します。makefileName
polyspaceConfigure -output-options-file ... myOptions make -B targetName buildOptions
作成したオプション ファイルを使用して、Polyspace 解析をコマンド ラインで実行します。
polyspaceCodeProver -options-file myOptions
入力引数
ソース コードのビルド用に合わせて指定されたビルド コマンド。
例: make -B
, make -W
makefileName
オプション | 説明 |
---|---|
-prog | Polyspace ユーザー インターフェイスに表示されるプロジェクト名。既定値は オプション 例: |
-author | プロジェクト作成者の名前。 例: |
-output-project | Polyspace プロジェクト ファイルのパス。既定値は現在のフォルダー内のファイル 例: |
-output-platform-project | Polyspace Platform プロジェクト ファイルまたはワークスペース ファイルのパス (オプション 例: 例: Polyspace Platform プロジェクトの詳細については、以下を参照してください。
|
-update-platform-project | このオプションは、現在のプロジェクト実行の構成を使用して、Polyspace Platform プロジェクト ( 指定されたプロジェクトが存在しない場合は、このコマンドは新しいプロジェクトを作成します。 例: |
-output-options-file | Polyspace が生成する解析オプション ファイルのパス。このファイルは、以下のいずれかのコマンドを使用してコマンド ラインからの解析を行うために使用します。
|
-allow-build-error | ビルド プロセスでエラーが発生しても Polyspace プロジェクトを作成するためのオプション。 エラーが発生した場合、ビルドのトレース ログには次のメッセージが示されます。 polyspace-configure (polyspaceConfigure) ERROR: build command command_name fail [status=status_value] command_name は使用するビルド コマンド名、status_value はビルド プロセスでどのエラーが発生したのかを示す非ゼロの終了ステータスまたはエラー レベルです。このオプションでは、ビルド コマンドによりソース ファイルがビルドされるが、ビルド コマンドがゼロ以外の終了ステータスで終了する場合に、有用なプロジェクトを作成できます。ソース ファイルがコンパイルされず、ビルドが失敗する場合は、polyspace-configure を再び使用する前にビルドの失敗を解決してください。
|
-allow-overwrite | 同じ名前のプロジェクトが既に存在する場合、プロジェクトを上書きするオプション。 既定では、出力フォルダーに同じ名前のプロジェクトが既に存在する場合、 |
|
複数のオプションを指定した場合、最も詳細な表示オプションが適用されます。
|
-help |
|
-debug | MathWorks® テクニカル サポートが使用するデバッグ情報を保存するオプション。 このオプションは、オプション |
-easy-debug | MathWorks テクニカル サポートで使用するデバッグ情報が Polyspace によって保存されているフォルダーのパス。
|
オプション | 説明 |
---|---|
-module | ビルド システムで作成するバイナリごとに個別の解析モジュールを作成するオプション。 解析モジュールを構成する内容は、
このオプションは以下のケースでのみサポートされています。
この方法でバイナリごとに個別のオプション ファイルを作成する場合、各オプション ファイルには、共有オブジェクトを介したものではなく、バイナリに直接関連するソース ファイルが含まれることに注意してください。詳細は、ビルド コマンドを使用した Polyspace 解析のモジュール化を参照してください。 |
-modules-list | テキスト ファイル 解析モジュールを構成する内容は、
このオプションは、プロジェクトまたはオプション ファイルを、ビルド コマンドと JSON コンパイル データベースのいずれから作成する場合にもサポートされます。 |
-module-output-pattern | 正規表現
解析モジュールを構成する内容は、
このオプションは、プロジェクトまたはオプション ファイルを、ビルド コマンドと JSON コンパイル データベースのいずれから作成する場合にもサポートされます。 |
-output-options-path | 生成されたオプション ファイルを保存するフォルダーのパス。オプション オプション ファイルには、ビルド システムで作成されるバイナリに由来した名前が付けられます。 |
-project-root | ルート フォルダー パスの解決の基準となるフォルダーのパス。オプション -modules-list と一緒にこのオプションを使用します。このオプションを省略すると、-modules-list で指定されるテキスト ファイルのルート フォルダー パスは、現在の作業フォルダーを基準にして解決されます。 |
オプション | 説明 |
---|---|
-compilation-database | JSON コンパイル データベース (JSON CDB) ファイルのパス。このファイルは、たとえば、 このオプションを使用する場合は、ビルド コマンドを指定しません。 以下のビルド システムとコンパイラは JSON CDB の生成をサポートしています。
このオプションは、 このオプションが使用されている場合、Polyspace はキャッシュ管理オプションの |
-compiler-config | コンパイラ構成ファイルのパス。 ファイルは指定された形式でなければなりません。参考として、 例: |
-no-project | Polyspace プロジェクトを作成せずにビルド システムをトレースし、ビルド トレース情報を保存するオプション。 このオプションは、後ほど このオプションは、 |
-no-build | 以前保存したビルド トレース情報を使用して Polyspace プロジェクトを作成するオプション。 このオプションを使用するには、以前に このオプションを使用する場合、
|
-no-sources | ソース ファイル指定が含まれていない Polyspace オプション ファイルを作成するオプション。 他の手段でソース ファイルを指定する意図がある場合、このオプションを使用します。たとえば、次の場合にこのオプションを使用できます。
|
-extra-project-options | 以降の Polyspace 解析に使用するオプション。 Polyspace プロジェクトを作成すると、そのプロジェクトの既定のオプションの一部を変更できます。または、ビルド コマンドをトレースするときに、これらのオプションを渡すことができます。フラグ
作成したすべての Polyspace プロジェクトにオプション
使用可能なオプションのリストは、以下を参照してください。
ビルド コマンドから Polyspace プロジェクトの代わりにオプション ファイルを作成する場合、このフラグは使用しないでください。代わりに、解析開始時に、生成したオプション ファイル、個別のオプション ファイル、またはコマンド ラインで、解析オプションを手動で追加します。 |
-tmp-path | 一時ファイルを保存するフォルダーのパス。 |
-build-trace | ビルド情報を保存するファイルのパス。既定値は 例: |
-log | polyspace-configure コマンドの出力を保存するログ ファイルのパス。このオプションの使用はコンソール出力を抑止しません。 |
|
このファイル パスが、 このファイル パスが、 |
|
|
-compiler-cache-path |
既定で、Polyspace は、以下のフォルダー パスの下でコンパイラ キャッシュを検索または保存します。
|
-no-compiler-cache | このオプションは、Polyspace がコンパイラ構成情報をキャッシュしないようにまたは既存のキャッシュをコンパイラ構成で使用しないようにする場合に使用します。 既定で、特定のコンパイラ構成を使用して、初めて、 |
-reset-compiler-cache-entry | このオプションは、コンパイラに現在の構成を問い合わせ、その構成に対応するキャッシュ ファイル内のエントリをアップデートするために使用します。キャッシュ内のその他のコンパイラ構成エントリはアップデートされません。 |
-clear-compiler-cache | このオプションは、キャッシュ ファイルに保存されたすべてのコンパイラ構成を削除するために使用します。 ビルド コマンドまたは |
-import-macro-definitions none | from-allowlist | from-source-tokens | from-compiler | 通常、このオプションを指定する必要はありません。 Polyspace は、次の優先順位に従ってコンパイラにマクロ定義を問い合わせるための最良の手法を自動的に判断します。
マクロ定義を手動で指定する場合は、このオプションと Polyspace で使用されるマクロ インポート手法が目的の手法と異なる場合は、このオプションを手動で指定して、問題のトラブルシューティングを行ってください。 |
-options-for-sources-delimiter | Polyspace がオプション
|
これらのオプションは、主にデバッグに役立ちます。これらのオプションは、polyspace-configure (polyspaceConfigure)
が失敗し、MathWorks テクニカル サポートからこのオプションを使用してキャッシュされたファイルを提供するように求められた場合に使用します。R2020a 以降では、オプション -easy-debug
を使用してデバッグ情報をより簡単に提供できます。Polyspace 実行時の問題に関するテクニカル サポートへのお問い合わせを参照してください。
-compilation-database
が使用されている場合、Polyspace はこれらのオプションを無視します。
オプション | 説明 |
---|---|
| 以下のいずれかを実行するオプション:
通常、ビルド コマンドによって作成された一時ファイルをキャッシュするのは、コマンドのトレース時における問題をデバッグするためです。 |
-cache-path | キャッシュ情報を保存するフォルダーのパス。 Visual Studio ビルド ( path is too long 例: |
|
|
バージョン履歴
R2013b で導入
MATLAB Command
You clicked a link that corresponds to this MATLAB command:
Run the command by entering it in the MATLAB Command Window. Web browsers do not support MATLAB commands.
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