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Polyspace Server 製品と MATLAB との統合

Polyspace® Bug Finder™ Server™Polyspace Code Prover™ Server をスタンドアロン製品としてインストールし、C/C++ コードを解析できます。

Polyspace Server 製品と MATLAB® をインストールする場合、インストーラーの 1 回の実行で MATLAB と Polyspace Server 製品をまとめてインストールすることはできません。まず、MATLAB インストーラーを実行して MATLAB をインストールします。次に、別途インストーラーを実行して、Polyspace Server 製品を別のルート フォルダーにインストールします。たとえば、Windows® では次のようになります。

  • 既定の MATLAB ルート フォルダー: C:\Program Files\MATLAB\R2025a

  • Polyspace Server 製品の既定の Polyspace ルート フォルダー: C:\Program Files\Polyspace Server\R2025a

MATLAB スクリプトを使用して Polyspace 解析を自動化するには、インストール後の手順を実行して Polyspace Server 製品と MATLAB を統合します。

Polyspace Server 製品と MATLAB との統合

両方のインストールが同じリリースの場合にのみ、Polyspace Server 製品と MATLAB を統合できます。統合後は、Polyspace の実行で利用できる MATLAB のすべての関数とクラスを使用できます。

MATLAB インストールと Polyspace インストールをリンクするには、次のようにします。

  1. MATLAB を管理者権限で開きます。

  2. MATLAB コマンド プロンプトで、次のように入力します。

    polyspacesetup('install');
    既定で、Polyspace はフォルダー C:\Program Files\Polyspace\R2025a にインストールされます。Polyspace を既定のフォルダーにインストールしている場合、このコマンドにより Polyspace と MATLAB が統合されます。既定の場所で Polyspace のインストールが検出されない場合は、画面表示に従って Polyspace のインストール フォルダーへのパスを指定します。このプロセスは、完了するのに数分かかることがあります。

    インストール時の確認を回避するには、次のように入力します。

    polyspacesetup('install', 'polyspaceFolder', Folder, 'silent', true);

  3. MATLAB を再起動します。これで、Polyspace Server 製品の実行で利用可能なすべての関数とクラスを使用できるようになります。

MATLAB インストールと統合できる Polyspace インストールは 1 つのみです。新しい Polyspace インストールと統合するには、以前の統合をすべて削除しなければなりません。Polyspace インストールと MATLAB のインストールの間の統合を削除するには、管理者権限で MATLAB を開き、MATLAB コマンド プロンプトで次のように入力します。

polyspacesetup('uninstall')

MATLABPolyspace の間の統合のチェック

MATLAB インストールが Polyspace インストールと既に統合されているかどうかを確認するには、MATLAB を開き、コマンド プロンプトで次のように入力します。

ver
インストールされている製品のリストが表示されます。Polyspace が MATLAB と統合されている場合、リストに Polyspace 製品が表示されます。

MATLAB と Polyspace の統合では、一部の Polyspace インストール サブフォルダーが MATLAB 検索パスに追加されます。追加されたパスを確認するには、次のように入力します。

polyspacesetup('showpolyspacefolders')

MATLAB スクリプトを使用した Polyspace Server 製品の実行

継続的インテグレーション プロセスでは、新しいコード送信に対する Polyspace 解析を実行して結果と事前定義された基準を比較する MATLAB スクリプトを実行できます。以下の関数およびクラスを使用します。

  • polyspace.Project オブジェクトを作成して Polyspace 解析オプションを構成し、解析を実行して結果を MATLAB table に読み取ります。他の MATLAB 関数を使用して、結果と事前定義された基準を比較できます。

    解析を実行せずに既存の結果のみを読み取るには、結果フォルダーへのパスを指定して polyspace.BugFinderResults クラスを使用します。

  • より詳細にチェッカーを選択する場合:

    解析のカスタム ターゲットを作成し、データ型のサイズを明示的に指定するには、polyspace.GenericTargetOptions オブジェクトを作成します。

関数 polyspaceBugFinderServer を使用して解析を実行し、polyspace.BugFinderResults クラスで結果を読み取ることもできます。ビルド コマンドを使用してソース コードをビルドする場合は、関数 polyspaceConfigure を使用してビルド コマンドから Polyspace 構成を作成できます。

参考