権限の削除が検証されていません
攻撃者がプログラムへの意図しない昇格されたアクセス権を取得可能
説明
この欠陥は、setuid などの関数を使用して権限が放棄されたが、関数を終了する前に権限が実際に削除されたことが検証されなかった場合に発生します。
リスク
権限の放棄に失敗すると、攻撃者は昇格された権限を再取得し、プログラムに対して意図するよりも多くのアクセスが可能になります。こうしたセキュリティ ホールが開いたままだと、コードでの予期しない動作の原因となる場合があります。
修正方法
スコープの終了までに、削除した権限が実際に削除されたことを検証します。
例
結果情報
| グループ: セキュリティ |
| 言語: C | C++ |
| 既定値: オフ |
コマンド ライン構文: MISSING_PRIVILEGE_DROP_CHECK |
| 影響度: High |
バージョン履歴
R2016b で導入