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-ignore-code-annotations

Polyspace の結果を正当化する C/C++ コード注釈を無視し、すべての結果を未確認として表示

R2022a 以降

構文

-ignore-code-annotations

説明

-ignore-code-annotations を使用すると、Polyspace® 解析で Polyspace の結果を正当化するコード注釈が無視され、過去に注釈が付けられた結果が未確認として表示されます。

結果が複数回レビューされないようにするには、結果の正当化などのレビュー情報を含む Polyspace 固有の注釈をコードに追加します。以降の実行ではこれらの注釈が考慮され、関連するレビュー情報を含む注釈付きの結果が取り込まれます。ただし、結果が以前にレビューされていないのと同様の状態で、クリーンな解析を実行する必要がある場合があります。オプション -ignore-code-annotations を使用すると、履歴なしでこのような解析を実行できます。この解析ではコード注釈が無視され、注釈付きの結果がすべて表示されますが、注釈から取得されるレビュー情報は表示されません。

たとえば、コード注釈が考慮される解析では、次のような機能が示されます。

  • 注釈付きの結果の [結果の詳細] ペインに、レビュー情報が取り込まれます。フィルターを使用して、これらの注釈付きの結果の表示/非表示を切り替えることができます。

    Annoated result as it appears in the Polyspace user interface

  • Polyspace Access の [ダッシュボード] パースペクティブに示される統計では、注釈のレビュー情報が使用されます。たとえば、注釈を使用して正当化された結果は、[完了] としてカウントされます。

オプション -ignore-code-annotations を使用すると、個別の結果と集約された統計のいずれにも、コード注釈からの情報は含まれません。

コード注釈ワークフローの詳細については、コードへの注釈付けと既知の結果または許容可能な結果の非表示を参照してください。

ユーザー インターフェイス (Polyspace デスクトップ製品のみ) では、[構成] ペインの [その他] フィールドにこのオプションを入力します。Otherを参照してください。

過去のコード注釈を無視するには、オプション -ignore-code-annotations を使用します。

  • Bug Finder:

    polyspace-bug-finder -sources file.c -ignore-code-annotations
  • Bug Finder Server:

    polyspace-bug-finder-server -sources file.c -ignore-code-annotations
  • Code Prover:

    polyspace-code-prover -sources file.c -ignore-code-annotations
  • Code Prover Server:

    polyspace-code-prover-server -sources file.c -ignore-code-annotations

ヒント

過去のレビュー情報を表示しないようにする場合は、過去の結果のレビュー情報をインポートしていないことも確認する必要があります。たとえば、以下を確認します。

  • -import-comments などのオプションを使用していない。

  • Polyspace ユーザー インターフェイスで、直近の結果からの自動コメント インポートを無効にした。

以前の Polyspace 解析からレビュー情報をインポートも参照してください。

バージョン履歴

R2022a で導入