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-I
コンパイル用インクルード フォルダーの指定
構文
-I
folder
説明
-I
は、ソースをコンパイルするために必要なインクルード ファイルを含むフォルダーを指定します。folder
-I
の各インスタンスにつき 1 フォルダーのみ指定可能です。ただし、このオプションは複数回指定できます。
解析では、指定したフォルダー パスを基準にインクルード ファイルを探します。たとえば、コードにプリプロセッサ命令 #include<../mylib.h>
が含まれ、次のフォルダーをインクルードする場合、
C:\My_Project\MySourceFiles\Includes
C:\My_Project\MySourceFiles
にはファイル mylib.h
が含まれていなければなりません。./sources
フォルダーがある場合、解析では、指定したインクルード フォルダーの後にこれを自動的にインクルードします。
例
解析で 2 つのフォルダーをインクルードします。
Bug Finder:
polyspace-bug-finder -I /com1/inc -I /com1/sys/inc
Code Prover:
polyspace-code-prover -I /com1/inc -I /com1/sys/inc
Bug Finder Server:
polyspace-bug-finder-server -I /com1/inc -I /com1/sys/inc
Code Prover Server:
polyspace-code-prover-server -I /com1/inc -I /com1/sys/inc
ソース フォルダーは暗黙的にインクルードされます。-I
オプションを使用してソース フォルダーを明示的にインクルードしなくても、ソース フォルダーのインクルード ファイルは自動的に検出可能です。
ヒント
このオプションは、Polyspace® 解析をコマンド ラインから実行するときに役立ちます。Polyspace ユーザー インターフェイスで、プロジェクトの設定時にインクルード フォルダーを追加します。ユーザー インターフェイスでの Polyspace の実行を参照してください。
IDE で Polyspace as You Code の拡張機能を使用する場合は、このオプションを解析オプション ファイルに入力します。オプション ファイルを参照してください。
オプション
-I
は再帰的に機能しません。このオプションを使用してフォルダー パスを追加すると、解析では、フォルダー直下にあるインクルード ファイルのみが考慮され、"フォルダーのサブフォルダーにあるファイルは考慮されません"。インクルードの検索パスにサブフォルダーも含めるには、サブフォルダーに対して-I
を使用し、サブフォルダー パスを明示的に追加します。便宜上、フォルダー内を再帰的に検索し、フォルダーのサブフォルダーに対する-I
を生成するスクリプトを作成できます。