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Cosmic コンパイラ (-compiler cosmic
)
Cosmic コンパイラの指定
説明
Cosmic コンパイラを使用してコードをコンパイルする場合は、[コンパイラ] (-compiler)
オプションに [cosmic]
を指定します。コンパイラを指定することによって、規格に含まれていなくても言語拡張に含まれている構文によるコンパイル エラーを回避できます。
次に、ターゲット プロセッサ タイプを指定します。[コンパイラ] に [cosmic]
を選択すると、ユーザー インターフェイスには、Cosmic コンパイラで許容されるプロセッサのみが表示されます。選択するターゲット プロセッサに応じて、基本的なデータ型のサイズ、ターゲット マシンのエンディアンおよび特定のキーワード定義が決まります。
[cosmic]
コンパイラを指定する場合は、コンパイラ ヘッダー ファイルへのパスを指定しなければなりません。Polyspace 解析への標準ライブラリ ヘッダーの指定を参照してください。
設定
ターゲットでは、基本的な型に対して以下のビット サイズが既定で使用されます。ユーザー インターフェイスには、これらのサイズが表示されません。
ターゲット | char | short | int | long | long long | float | double | long double | ptr | char の既定の符号 | エンディアン | アライメント | size_t の定義 | wchar_t の定義 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
s12z | 8 | 16 | 16 | 32 | 64 | 32 | 64 | 64 | 24 | 符号なし | リトル | 8 | 符号なし int 型 | 符号なし short 型 |
コンパイラの仕様では、多くのコンパイラ固有のマクロの値も決定されます。Polyspace® で特定のマクロがどのように定義されるかを確認するには、オプション -dump-preprocessing-info
を使用します。
マクロ定義をオーバーライドするには、オプション
[プリプロセッサ定義] (-D)
を使用します。マクロの定義を解除するには、オプション
[無効なプリプロセッサ定義] (-U)
を使用します。
コマンド ライン情報
パラメーター: -compiler cosmic -target |
値: s12z |
既定値: s12z |
例 (Bug Finder): polyspace-bug-finder -compiler cosmic -target s12z |
例 (Code Prover): polyspace-code-prover -compiler cosmic -target s12z |
例 (Bug Finder Server): polyspace-bug-finder-server -compiler cosmic -target s12z |
例 (Code Prover Server): polyspace-code-prover-server -compiler cosmic -target s12z |
ヒント
IDE で Polyspace as You Code の拡張機能を使用する場合は、このオプションを解析オプション ファイルに入力します。オプション ファイルを参照してください。
バージョン履歴
R2019b で導入