AUTOSAR4.Parameter
パラメーターの値、データ型、コード生成オプション、その他のプロパティの指定
AUTOSAR データの実行時キャリブレーションのために、R2018b と R2019a では、AUTOSAR コンポーネント パラメーターおよび変数へのモデル要素のグラフィカル マッピングが導入されました。コード マッピング エディターで、Simulink® モデルワークスペース パラメーターまたは内部信号、状態、またはデータストアを選択します。選択した要素を AUTOSAR コンポーネント パラメーターまたは変数にマッピングし、その AUTOSAR キャリブレーション属性を変更します。現在、ベース ワークスペース内の AUTOSAR パラメーターまたは信号オブジェクトを使用して AUTOSAR パラメーターまたは変数をモデル化している場合、コード マッピング エディター ワークフローに移行することを検討してください。詳細については、コード生成用の AUTOSAR 要素のマッピングを参照してください。
説明
このクラスでは、内部グローバル パラメーターを AUTOSAR メモリ セクションにマッピングするためのワークスペース オブジェクトを作成できます。ベース MATLAB® ワークスペースに AUTOSAR4.Parameter
オブジェクトを作成できます。
このクラスは Simulink.Parameter
クラスを拡張します。パラメーター オブジェクトを使用して、パラメーターの値やパラメーターに関するその他の情報 (その目的、次元、最小値、最大値など) を指定できます。一部の Simulink 製品では、パラメーターが調整可能かどうかを判断するなどのために、この情報が使用されます (ブロック パラメーター値の調整と試行を参照)。
Simulink は、パラメーター値の範囲チェックを行います。パラメーター オブジェクトの値が、指定した最小値と最大値およびデータ型に対応する範囲外であるときに警告が表示されます。詳細については、Simulink.Parameter
のリファレンス ページを参照してください。
作成
以下で説明するように、関数 AUTOSAR4.Parameter
を使用して AUTOSAR4.Parameter
オブジェクトを作成します。
説明
paramObj = AUTOSAR4.Parameter
は既定のプロパティ値をもつ AUTOSAR4.Parameter
オブジェクトを返します。
ワークスペース オブジェクトを開いて、プロパティを確認および変更します。
Simulink.Parameter
のリファレンス ページでは、パラメーター属性について詳細に説明しています。AUTOSAR4.Parameter
クラスは、[ストレージ クラス] 属性に次の追加項目を選択することで Simulink.Parameter
クラスを拡張します。
グローバル
— 内部グローバル パラメーターを AUTOSAR メモリ セクションにマッピングできます。このストレージ クラスを選択することで、カスタム属性の [MemorySection] が有効になります。[MemorySection] では、AUTOSAR メモリ セクション [
VAR
]、[CAL
]、[CONST
]、[VOLATILE
] または [CONST_VOLATILE
] を明示的に選択するか、[Default
] をそのまま使用します。
バージョン履歴
R2014a で導入