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deltaUT1

協定世界時（UTC）と主要世界時（UT1）の差を計算する

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構文

DUT1=deltaUT1(utc)
[DUT1,DUT1Error]=deltaUT1(utc)
DUT1=deltaUT1(utc,Name,Value)
[DUT1,DUT1Error]=deltaUT1(utc,Name,Value)

説明

DUT1=deltaUT1(utc) は、修正ユリウス日 (MJD) として指定された UTC の協定世界時 (UTC) と主要世界時 (UT1) の差を計算します。デフォルトでは、この関数は国際天文学連合 (IAU) 2000A 地球方位 (IERS) データの事前入力されたリストを使用します。このリストには、IERS によって提供された測定データと計算 (予測) データが含まれています。IERS は、事前に決められた日付のセットについてこのデータを測定し、計算します。事前入力されたリストに記載されている日付以降の日付については、deltaUT1 は次の式を使用してデータを計算し、値を +/- .9 に制限します。

UT1-UTC=0.5309-0.00123(MJD-57808)-(UT2-UT1)

[DUT1,DUT1Error]=deltaUT1(utc) は、協定世界時 (UTC) と UTC の主要世界時 (UT1) の差の誤差を返します。

例

DUT1=deltaUT1(utc,Name,Value) は、1 つ以上の Name,Value ペア引数で指定された追加オプションを使用して、UTC と UT1 の差を計算します。

[DUT1,DUT1Error]=deltaUT1(utc,Name,Value) は、協定世界時 (UTC) と UTC の主要世界時 (UT1) の差の誤差を返します。

例

例

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2015 年 12 月 28 日の UT1 値と UTC 値の差を計算します。

mjd = mjuliandate(2015,12,28)
dUT1 = deltaUT1(mjd)
 
mjd =
       57384

dUT1 =
    0.0886

カスタム ファイル aeroiersdata20170101.mat を使用して、2015 年 12 月 28 日と 2016 年 1 月 10 日の UT1 値と UTC 値の差を計算します。

mjd = mjuliandate([2015 12 28;2016 1 10])
dUT1 = deltaUT1(mjd,'Source','aeroiersdata20170101.mat')
mjd =
       57384
       57397

dUT1 =
    0.0886
    0.0648

カスタム ファイル aeroiersdata.mat を使用して、2015 年 12 月 28 日と 2016 年 1 月 10 日の UT1-UTC 値の差を計算します。

mjd = mjuliandate([2015 12 28;2016 1 10])
[dUT1,dUT1Err] = deltaUT1(mjd,'Source','aeroiersdata.mat')
mjd =
       57384
       57397


dUT1 =
    0.0886
    0.0648


dUT1Err =
   1.0e-05 *

    0.3900
    0.7300

入力引数

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UTC 日付の配列。M 行 1 列の配列として指定され、修正ユリウス日付として表されます。mjuliandate 関数を使用して、UTC 日付を修正ユリウス日付に変換します。

名前と値の引数

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オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: 'ソース','aeroiersdata.mat'

MAT ファイルで指定された地球の方向データのカスタム リスト。

範囲外のアクション。文字列として指定されます。

範囲外または予測値の日付の場合に実行するアクションを文字列として指定します。

  • 警告 - 警告を表示し、日付が範囲外または予測値であったことを示します。

  • エラー - エラーが表示され、日付が範囲外または予測値であったことを示します。

  • なし - 警告やエラーは表示されません。

データ型: string

出力引数

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UT1 と UTC の差。M 行 1 列の配列として指定されます。

国際天文学連合 (IAU) 2000A 解像度に従った、UT1 と UTC の差 (UT1-UTC) の誤差。M 行 1 列の配列として指定され、単位は秒です。

バージョン履歴

R2017b で導入

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参考

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トピック