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dcm2latlon

方向余弦行列を測地緯度と経度に変換する

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構文

[lat lon] = dcm2latlon(dcm)
[lat lon] = dcm2latlon(dcm,action)
[lat lon] = dcm2latlon(dcm,action,tolerance)

説明

[lat lon] = dcm2latlon(dcm) は、方向余弦行列dcm の測地緯度と経度 lat と lon を計算します。

[lat lon] = dcm2latlon(dcm,action) は、方向余弦行列が無効、つまり直交していない場合に、action を実行します。

[lat lon] = dcm2latlon(dcm,action,tolerance) は許容レベル tolerance を使用して、方向余弦行列が許容範囲内にあるかどうかを評価します。

例

例

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ライブ スクリプトを開く

方向余弦行列dcm から測地緯度と経度を決定します。

dcm = [ 0.3747    0.5997    0.7071; ...
        0.8480   -0.5299         0; ...
        0.3747    0.5997   -0.7071]; 
[lat, lon] = dcm2latlon(dcm)
lat = 
44.9995

lon = 
-122.0005
ライブ スクリプトを開く

複数の方向余弦行列から測地緯度と経度を決定します。

dcm = [ 0.3747    0.5997    0.7071; ...
        0.8480   -0.5299         0; ...
        0.3747    0.5997   -0.7071]; 
dcm(:,:,2) = [-0.0531    0.6064    0.7934; ...
               0.9962    0.0872         0; ...
              -0.0691    0.7903   -0.6088]; 
[lat, lon] = dcm2latlon(dcm)
lat = 2×1

   44.9995
   37.5028


lon = 2×1

 -122.0005
  -84.9975
ライブ スクリプトを開く

許容範囲内で方向余弦行列dcm から測地緯度と経度を決定します。

dcm = [ 0.3747    0.5997    0.7071; ...
        0.8480   -0.5299         0; ...
        0.3747    0.5997   -0.7071]; 
[lat, lon] = dcm2latlon(dcm,'Warning',0.1)
lat = 
44.9995

lon = 
-122.0005

入力引数

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方向余弦行列。M 直交方向余弦行列を含む 3 x 3 x M として指定されます。dcm は、地球中心の地球固定(ECEF) 軸のベクトルを北東下 (NED) 軸のベクトルに座標変換します。

データ型: double

方向余弦行列が無効、つまり直交していない場合の関数の動作。

  • 'Warning' — 警告を表示し、方向余弦行列が無効であることを示します。

  • 'Error' — エラーを表示し、方向余弦行列が無効であることを示します。

  • 'None' — 警告やエラーを表示しません。

データ型: char | string

方向余弦行列の有効性の許容値。スカラーとして指定します。次の条件が満たされる場合、関数は方向余弦行列を有効とみなします。

  • 方向余弦行列の転置をそれ自体で掛けると、指定された許容値 (transpose(dcm)*dcm == 1±tolerance) 内で 1 になります。

  • 方向余弦行列の行列式は、指定された許容値 (det(dcm) == 1±tolerance) 内で 1 に等しくなります。

データ型: double

出力引数

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測地緯度。度単位の M 配列として返されます。

測地経度。度単位の M 配列として返されます。

バージョン履歴

R2006b で導入

参考

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