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UT1からUTCの値を計算する

Delta UT1 ブロックを使用して、国際地球回転サービス (IERS) に従って主要世界時 (UT1) と協定世界時 (UTC) の差を計算します。Delta UT1 ブロックを次の軸変換ブロックとともに使用します。

UT1 と UTC の差を計算するには、Delta UT1 ブロックに修正ユリウス日が必要です。この例では、Julian Date Conversion ブロックを使用します。ただし、他の方法で修正ユリウスデータを計算することもできます。たとえば、Aerospace Toolbox ソフトウェアの mjuliandate 関数を使用して日付を計算し、その結果を Delta UT1 ブロックに入力することができます。

Delta UT1 ブロックを使用して Direction Cosine Matrix ECI to ECEF ブロックの差分値を作成する

Graphic reflects model after it is created as described in the accompanying text.

This model shows how a Direction Cosine Matrix ECI to ECEF block uses the output from the Delta UT1 and Julian Data Conversion blocks to obtain the difference between UTC and Universal Time (UT1).

  1. これらのブロックを新しいモデルにドラッグし、次のように接続します。

    • Julian Date Conversion

    • Delta UT1

    • Direction Cosine Matrix ECI to ECEF

    • Display

    • 3つのConstantブロック

  2. Julian Date Conversion を設定して、2015 年 12 月 28 日を修正ユリウス日に変換します。この日付は、Direction Cosine Matrix ECI to ECEF で指定された日付と一致する必要があります。

    • Year の場合は 2015 と入力します。

    • Month の場合は 12 と入力します。

    • Day の場合は 28 と入力します。

    • 2015 年 12 月 28 日の修正ユリウス日を計算するには、[Calculate modified Julian date] チェック ボックスをオンにします。

    • Time incrementの場合はNoneを選択します。

  3. Delta UT1 のデフォルト設定をそのままにしておきます。デフォルトでは、ブロックは Aerospace Blockset™ ソフトウェアに付属の aeroiersdata.mat ファイルを使用して、世界時刻 (UT1) と協定世界時 (UTC) の差を計算します。

  4. Direction Cosine Matrix ECI to ECEF ブロックを、2015 年 12 月 28 日の協定世界時 (UTC) で動作するように設定します。この日付は、Julian Date Conversion ブロックで指定された日付と一致する必要があります。

    • Year の場合は 2015 と入力します。

    • Month の場合は 12 と入力します。

    • Day の場合は 28 と入力します。

    • Time incrementの場合はNoneを選択します。

  5. Direction Cosine Matrix ECI to ECEF の入力として、Δ UT1、Δ AT、および地球の極変位を設定します。

    • Constant — Constant value を 1 に設定します。

    • Constant1 — Constant value を l に設定します。

    • Constant2 — Constant value を [.05 .05] に設定します。

  6. モデルを保存して実行します。Display ブロックで結果の方向余弦行列を観察します。

参考

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