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復号化に向けた PBCH シンボルとチャネル推定の抽出
ビームフォーミングされた PBCH を復号化するための準備として、受信したグリッドと関連するチャネル推定から物理ブロードキャスト チャネル (PBCH) シンボルを抽出します。
PBCH の符号化とビームフォーミング
BCH コードワードに対応するバイナリ値のランダム シーケンスを作成します。TS 38.212 の Section 7.1.5 で規定されているように、コードワードの長さは 864 です。コードワードを使用して、PBCH 送信用のシンボルとインデックスを作成します。物理レイヤーのセル ID 番号を指定します。
E = 864; cw = randi([0 1],E,1); ncellid = 17; v = 0; pbchTxSym = nrPBCH(cw,ncellid,v); pbchInd = nrPBCHIndices(ncellid);
nrExtractResources
を使用して、ビームフォーミングされた PBCH の 2 つの送信アンテナのインデックスを作成します。そのインデックスを使用して、ビームフォーミングされた PBCH を送信機のリソース配列にマッピングします。
carrier = nrCarrierConfig('NSizeGrid',20);
P = 2;
txGrid = nrResourceGrid(carrier,P);
F = [1 0.3i];
[~,bfInd] = nrExtractResources(pbchInd,txGrid);
txGrid(bfInd) = pbchTxSym*F;
送信機のリソース配列にマッピングされた PBCH シンボルを OFDM 変調します。
txWaveform = nrOFDMModulate(carrier,txGrid);
PBCH の送信と復号化
チャネル行列を作成し、波形に適用します。送信された波形を受信します。
R = 3; H = dftmtx(max([P R])); H = H(1:P,1:R); H = H/norm(H); rxWaveform = txWaveform*H;
ビームフォーミングを含むチャネル推定を作成します。
hEstGrid = repmat(permute(H.'*F.',[3 4 1 2]),[240 4]); nEst = 0;
受信波形を直交周波数分割多重 (OFDM) を使用して復調します。
rxGrid = nrOFDMDemodulate(carrier,rxWaveform);
PBCH 復号化の準備として、受信グリッドとチャネル推定グリッドからシンボルを抽出します。
[pbchRxSym,pbchHestSym] = nrExtractResources(pbchInd,rxGrid,hEstGrid); scatterplot(pbchRxSym(:),[],[],'y+'); title('Received PBCH Constellation');
抽出されたリソースに対して MMSE イコライズを実行することで、シンボルをイコライズします。結果をプロットします。
pbchEqSym = nrEqualizeMMSE(pbchRxSym,pbchHestSym,nEst); scatterplot(pbchEqSym(:),[],[],'y+'); title('Equalized PBCH Constellation');
イコライズされたシンボルに対して PBCH 復号化を実行することで、ソフト ビットを取得します。
pbchBits = nrPBCHDecode(pbchEqSym,ncellid,v)
pbchBits = 864×1
1010 ×
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