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nrWavegenBWPConfig

5G 波形生成用の BWP 構成パラメーター

R2020b 以降

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説明

nrWavegenBWPConfig オブジェクトは、特定のサブキャリア間隔 (SCS) キャリアの bandwidth part (BWP) 構成パラメーターを設定します。このオブジェクトは、5G 波形生成を構成するときに、nrDLCarrierConfig オブジェクトの BandwidthParts プロパティまたは nrULCarrierConfig オブジェクトの BandwidthParts プロパティを設定するために使用します。同じ nrDLCarrierConfig オブジェクトまたは nrULCarrierConfig オブジェクトの SCSCarriers プロパティを使用し、同じ numerology をもつ SCS キャリアを指定します。

このオブジェクトは、BWP を含むキャリアの SCS、BWP のサイズ、共通リソース ブロック 0 (CRB 0) からのオフセット、およびサイクリック プレフィックスを定義します。60 kHz の SCS については、ノーマル サイクリック プレフィックスまたは拡張サイクリック プレフィックスを指定できます。

作成

構文

bwp = nrWavegenBWPConfig
bwp = nrWavegenBWPConfig(Name,Value)

説明

bwp = nrWavegenBWPConfig は、5G 波形生成用の既定の BWP 構成オブジェクトを作成します。

bwp = nrWavegenBWPConfig(Name,Value) は、1 つ以上の名前と値の引数を使用してプロパティを指定します。各プロパティ名を引用符で囲みます。たとえば、'SubcarrierSpacing',30 は、BWP を含むキャリアに対して 30 kHz の SCS を指定します。

例

プロパティ

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BWP 構成の ID。非負の整数として指定します。

データ型: double

BWP 構成の名前。文字配列または string スカラーとして指定します。このプロパティを使用し、BWP 構成の説明を設定します。

データ型: char | string

キャリアのすべてのチャネルおよび基準信号の kHz 単位のサブキャリア間隔。15、30、60、120、480、または 960 として指定します。

データ型: double

サイクリック プレフィックス長。次のオプションのいずれかとして指定します。

  • 'normal' — この値を使用して、ノーマル サイクリック プレフィックスを指定します。このオプションは、スロット内の 14 個の OFDM シンボルに対応します。

  • 'extended' — この値を使用して、拡張サイクリック プレフィックスを指定します。このオプションは、スロット内の 12 個の OFDM シンボルに対応します。TS 38.211 の Section 4.2 で規定されている numerology では、拡張サイクリック プレフィックス長が 60 kHz のサブキャリア間隔にのみ適用されます。

データ型: char | string

BWP リソース グリッド内のリソース ブロック (RB) の数。1 ～ 275 の整数として指定します。このプロパティは、nrDLCarrierConfig オブジェクトまたは nrULCarrierConfig オブジェクトの SCSCarriers プロパティで指定された、同じ SCS をもつ SCS キャリアのサイズ以下でなければなりません。

データ型: double

CRB 0 を基準とする BWP リソース グリッドの開始位置。非負の整数として指定します。プロパティ値の範囲が NStartGrid ≤ NStartBWP ≤ (NStartGrid + NSizeGrid – NSizeBWP) となるように、SCS キャリアからの相対位置をこのプロパティに設定します。NStartGrid および NSizeGrid は、nrDLCarrierConfig オブジェクトまたは nrULCarrierConfig オブジェクトの SCSCarriers プロパティで指定された、同じ SCS をもつ SCS キャリアのプロパティです。次の図は、このプロパティおよび NSizeBWP プロパティに基づいてキャリア内で BWP がどこに位置するかを示しています。

The BWP is located inside the carrier, between NStartBWP and NStartBWP+NSizeBWP.

データ型: double

例

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ライブ スクリプトを開く

既定の SCS キャリア (15 kHz) の BWP 構成オブジェクトを作成します。BWP リソース グリッド内の RB の数、および CRB 0 を基準とする BWP リソース グリッドの開始位置を指定します。

bwp = nrWavegenBWPConfig;
bwp.NSizeBWP = 50;
bwp.NStartBWP = 12;

以前に定義された BWP 構成を指定して、ダウンリンク キャリア構成オブジェクトを作成します。

cfgDL = nrDLCarrierConfig('BandwidthParts',{bwp});
ライブ スクリプトを開く

SCS が 15 kHz で 10 MHz のキャリアを構成する既定の SCS キャリア構成オブジェクトを作成します。 

scs1 = nrSCSCarrierConfig;

SCS が 30 kHz で 100 MHz のキャリアを構成する SCS キャリア構成オブジェクトを作成します。

scs2 = nrSCSCarrierConfig('SubcarrierSpacing',30,'NSizeGrid',273);

各 SCS キャリアに対して BWP 構成を 1 つずつ (合計 2 つ) 作成します。

bwp1 = nrWavegenBWPConfig;
bwp2 = nrWavegenBWPConfig('SubcarrierSpacing',scs2.SubcarrierSpacing, ...
    'NSizeBWP',12,'NStartBWP',30);

以前に定義した BWP 構成および対応する SCS キャリア構成を指定して、ダウンリンク キャリア構成オブジェクトを作成します。

cfgDL = nrDLCarrierConfig( ...
    'SCSCarriers',{scs1,scs2}, ...
    'BandwidthParts',{bwp1,bwp2});

参照

[1] 3GPP TS 38.211. “NR; Physical channels and modulation.” 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network.

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2020b で導入

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参考

関数

オブジェクト