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nrSCSCarrierConfig

5G 波形生成用の SCS キャリア構成パラメーター

R2020b 以降

説明

nrSCSCarrierConfig オブジェクトは、特定の OFDM numerology のサブキャリア間隔 (SCS) キャリア構成パラメーターを設定します。このオブジェクトは、5G 波形生成を構成するときに、nrDLCarrierConfig オブジェクトの SCSCarriers プロパティまたは nrULCarrierConfig オブジェクトの SCSCarriers プロパティを設定するために使用します。

このオブジェクトは、キャリアの SCS、帯域幅、および共通リソース ブロック 0 (CRB 0) のサブキャリア 0 の中心である点 A からのオフセット パラメーターを定義します。このオブジェクトは既定で 52 個のリソース ブロック (RB) と 15 kHz の SCS に対応する 10 MHz のキャリアを指定します。

作成

説明

carrier = nrSCSCarrierConfig は、5G 波形生成用の既定の SCS キャリア構成オブジェクトを作成します。

carrier = nrSCSCarrierConfig(Name,Value) は、1 つ以上の名前と値のペアの引数を使用してプロパティを設定します。各プロパティ名を引用符で囲みます。たとえば、'SubcarrierSpacing',30,'NSizeGrid',273 は、273 個のリソース ブロック (RB) と 30 kHz の SCS に対応する 100 MHz のキャリアを指定します。

プロパティ

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キャリアのすべてのチャネルおよび基準信号の kHz 単位のサブキャリア間隔。153060120240480、または 960 として指定します。

データ型: double

キャリア リソース グリッド内の RB の数。1 ~ 275 の整数として指定します。既定値の 52 は、SCS が 15 kHz である 10 MHz キャリアの RB の最大数に対応します。

データ型: double

CRB 0 に関連するキャリア リソース グリッドの開始位置。0 ~ 2199 の整数として指定します。このプロパティは、上位レイヤーのパラメーター "offsetToCarrier" です。

データ型: double

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SCS が 15 kHz で 10 MHz のキャリアを構成する既定の SCS キャリア構成オブジェクトを作成します。

scs1 = nrSCSCarrierConfig; 

SCS が 30 kHz で 100 MHz のキャリアを構成する SCS キャリア構成オブジェクトを作成します。

scs2 = nrSCSCarrierConfig('SubcarrierSpacing',30,'NSizeGrid',273);

この 2 つの SCS キャリア構成を指定して、ダウンリンク キャリア構成オブジェクトを作成します。

cfgDL = nrDLCarrierConfig('SCSCarriers',{scs1,scs2});

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2020b で導入

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