アップリンク物理チャネル
5G NR の物理アップリンク共有チャネル (PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル (PUCCH) フォーマット 0、1、2、3、4、および物理ランダム アクセス チャネル (PRACH)
物理チャネルは、固有のトランスポート チャネル データ、制御情報、またはインジケーター情報の送信に使用される時間-周波数リソースのセットに対応しています。各トランスポート チャネル データ、制御情報、インジケーター情報は、対応する物理チャネルにマッピングされます。5G Toolbox™ では、次の物理アップリンク チャネルをサポートしています。
物理チャネル | 説明 |
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PUSCH — 物理アップリンク共有チャネル | PUSCH は、ユーザー データ、無線リソース制御 (RRC) シグナリング メッセージ、uplink control information (UCI) を伝送します。 |
PUCCH 0 — 物理アップリンク制御チャネル フォーマット 0 | PUCCH フォーマット 0 は、ハイブリッド自動再送要求 (HARQ) とスケジューリング要求を伝送します。フォーマット 0 は、1 つまたは 2 つの OFDM シンボルを使用して、最大 2 ビットを送信します。 |
PUCCH 1 — 物理アップリンク制御チャネル フォーマット 1 | PUCCH フォーマット 1 は、フォーマット 0 の持続時間を長くしたもので、4 ~ 14 個の OFDM シンボルを使用して最大 2 ビットを送信します。 |
PUCCH 2 — 物理アップリンク制御チャネル フォーマット 2 | PUCCH フォーマット 2 は、チャネル状態情報 (CSI) とマルチ ビット HARQ を伝送します。フォーマット 2 は、2 ビットを超えるビットを送信し、1 つまたは 2 つの OFDM シンボルを使用します。 |
PUCCH 3 — 物理アップリンク制御チャネル フォーマット 3 | PUCCH フォーマット 3 は、フォーマット 2 の持続時間を長くしたもので、4 ~ 14 個の OFDM シンボルを使用して 2 ビットを超えるビットを送信します。 |
PUCCH 4 — 物理アップリンク制御チャネル フォーマット 4 | PUCCH フォーマット 4 は、フォーマット 3 と同じですが、最大 4 ユーザーまでサポートします。 |
PRACH — 物理ランダム アクセス チャネル | PRACH では、ランダム アクセス手順の開始に使用されるランダム アクセス プリアンブルが伝送されます。 |
アップリンクの共有チャネルと制御チャネルの符号化で利用可能な機能の概要については、アップリンク トランスポート チャネルとUplink Control Informationをそれぞれ参照してください。