ネットワーク ライセンス マネージャー ソフトウェアの更新
サーバーに既にインストールされ、構成されているネットワーク ライセンス マネージャー ソフトウェアを更新するには、ここに示す手順に従って、最新のライセンス マネージャーのバイナリをダウンロードし、サーバー上の既存のバイナリ ファイルを置き換えます。これらのファイルを置き換えるには、ライセンス マネージャーを停止して再起動する必要があります。
あるいは、対話型インストーラーを使用してライセンス マネージャーの新規インストールを実行するには、既存のライセンス マネージャーを停止し、代わりにライセンス サーバーへのライセンス マネージャーのインストールの手順に従います。
最新のライセンス マネージャー ソフトウェアのダウンロード
License Manager Download ページから、ライセンス サーバーのプラットフォーム用のライセンス マネージャーの ZIP ファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍し、抽出したフォルダーをサーバー上の一時的な場所に保存します。解凍されたフォルダーの etc/<arch>
サブフォルダーには、次のバイナリ ファイルが含まれています。
lmgrd
MLM
lmutil
lmtools
(Windows® のみ)ParallelServerLicenseCheck
Linux® では、解凍したフォルダーに別のサブフォルダー sys
が含まれ、このサブフォルダーには置き換える必要のあるソフトウェア ライブラリが含まれています。
ライセンス マネージャーの停止
プラットフォームの手順に従って、ネットワーク ライセンス マネージャーを停止します。
Windows —
<lmroot>\etc\win64\lmtools.exe
にある LMTOOLS 実行ファイルをダブルクリックします。ここで、<lmroot>
はライセンス マネージャー フォルダーへの絶対パスです。次に、LMTOOLS アプリケーションの [Start/Stop/Reread] タブで、[Stop Server] をクリックします。Linux および Mac — コマンド ラインで、ライセンス マネージャー フォルダーの
etc/<arch>
サブフォルダーから以下のコマンドを実行します。ここで、<arch>
はライセンス サーバーのプラットフォーム アーキテクチャです。./lmutil lmdown -c <licenseFile>
<licenseFile>
は、license.lic
やlicense.dat
などのサーバー ライセンス ファイルへのパスです。
既存のライセンス マネージャーのバイナリの置き換え
ライセンス マネージャー フォルダーの <lmroot>/etc/<arch>
サブフォルダーで、既存のバイナリ ファイルをダウンロードしたバイナリ ファイルに置き換えます。Linux では、既存の sys
フォルダーを、ダウンロードした sys
フォルダーに置き換えます。
ヒント: ライセンス サーバーが使用するライセンス ファイルも更新する場合は、この時点で置き換えてください。ライセンス ファイルの更新の詳細については、ネットワーク ライセンス ファイルの更新を参照してください。
ライセンス マネージャーの再起動
プラットフォームの手順に従って、ネットワーク ライセンス マネージャーを再起動します。
Windows —
<lmroot>\etc\win64\lmtools.exe
にある LMTOOLS 実行ファイルをダブルクリックします。ここで、<lmroot>
はライセンス マネージャー フォルダーへの絶対パスです。次に、LMTOOLS アプリケーションの [Start/Stop/Reread] タブで、[Start Server] をクリックします。Linux および Mac — コマンド ラインで、ライセンス マネージャーの
<lmroot>/etc/<arch>
サブフォルダーから以下のコマンドを実行します。./lmgrd -c <licenseFile> -l +<logFile>
<licenseFile>
は、license.lic
やlicense.dat
などのサーバー ライセンス ファイルへのパスです。+<logFile>
は、ライセンス マネージャー ログ ファイルへの絶対パスです。ログ ファイル パスの直前にプラス記号 (+
) を含めます。このシンボルは、ファイルにログを追加するようにライセンス マネージャーに指示し、ライセンス マネージャーが再起動した際に新しいログ ファイルを作成せず、既存のログ ファイルも上書きしないようにします。