群馬産業技術センター、製品加工工程に24時間365日異常検知システムを実現
異常の発生率を削減し、生産性を向上
「App Designer を使用すると、ユーザーの要件を詳細に反映した独自のダッシュボードを作成できます。ダッシュボードのデザインはコーディングなしで作成できるため、プログラミング初心者でも利用でき、低コストのソリューションが実現できます。」
主な成果
- MATLABツールを使用して 24 時間 365 日の異常検出を可能にし、不良発生率を 3% から 0.5% に削減
- App Designerにより、コーディング経験のないエンジニアでもシステムを実装可能
- MATLABツールは、製品加工における不良率を低減するための低コストのソリューションを提供
群馬県に拠点を置く群馬産業技術センター(GITC)は、群馬県の産業振興と地域経済の発展を目的とした公的な研究機関です。GITCの研究者は、製品加工に使用される技術の研究に取り組んでいます。この分野の主な課題の 1 つは、製品の品質や生産性に影響を与える不具合を考慮することです。製品不良を監視する方法を改善するために、GITC は、 MATLAB®ツールを使用してデータを処理および分析し、リアルタイムの異常検出を行う新しいシステムを作成しました。
GITCは、異常監視の対象となる領域として、切削油の汚れ、加工環境の温度、ドリルの破損の 3 つを特定しました。ドリル異常検知は、データを蓄積し、PC上で学習・判定を行い、その結果をThingSpeak™に送信するという流れになります。GITCは、 Statistics and Machine Learning Toolbox™を使用して、異常が発生する可能性をより正確に予測できるデータ内のパターンを探しました。最後に、コーディング経験がなくても容易にグラフィカルなUIのデザインが可能な App Designer を使用して、可視化用の独自のダッシュボードを構築しました。
これらのツールにより、GITCは現場にいなくてもリアルタイムで異常を監視し、チームメンバーにインスタント メッセージを送信できるようになりました。つまり、製品加工の処理を 24 時間 365 日監視できるということです。その結果、生産性の向上とコストの削減に成功し、そして、異常の発生率を 3% から 0.5% にまで削減することができました。