第9回 建機、農機、産業車両業界向け モデルベースデザインセミナー
概要
今回で9回目となる“建機、農機、産業車両業界向けモデルベースデザインセミナー”を東京 秋葉原で開催いたします。
電動化、遠隔化、自律化といった技術課題に対し、開発現場では更なる効率化のためのDXの必要性が日に日に増しているのではないでしょうか。
本セミナーではDX、そして産学連携をテーマに、活用事例に関するご講演ならびに物理モデリング、自律システム開発のソリューションのご紹介をいたします。
展示コーナーでは、パートナー企業様ならびにMathWorks のエンジニアがデモ紹介を行い、技術相談をお受けいたします。これからご利用になる方も既にご利用いただいているお客様も、新たな発見や出会いを見つける場として、ぜひお役立てください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
ハイライト
- MathWorks製品ご利用ユーザー様による活用事例のご発表
- 業界トレンドやMathWorksソリューションの紹介
- パートナー企業様とMathWorks エンジニアによるMATLABと連携するハードウェア/ソフトウェアの展示
参加対象者
MathWorks製品の予備知識は必要ありません。本セミナーは以下のような方に最適なセミナーです。
- 建設機械、農業機械、産業車両メーカーの開発エンジニア
- システム自律化を検討している方
- モデルベースデザイン(MBD)やシステムズエンジニアリング(MBSE)にご興味のある方
- 統合システムの3Dシミュレーションにご興味ある方
アジェンダ
時間 | タイトル |
14:00~14:15 |
DX時代のモデルベース開発 MathWorks Japan オートモーティブインダストリーマネージャー 市河 純一 環境への配慮と持続可能な社会への貢献を目指し、多くの産業でデジタルトランスフォーメーション(DX)が推進されています。その一翼を担っているモデルベース開発はデジタル技術の発展に伴い進化を遂げています。本セッションでは、モデルベース開発の進化と、それがどのようにDXに貢献しているかを事例を交えてご紹介します。 |
14:15~15:00 |
「掘る」を究める:掘削過程のモデリングと制御 大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻 教授 石川 将人 建設機械とは、突き詰めれば土砂を操る制御です。土砂の振る舞いは、二度と同じ結果になることはないという不確定性の一方で、おおまかには法則に従うという意味で一定の再現性も有しています。かくも複雑な土砂というものをいかに理解し、思い通りに整形し、その影響を見積もるかについて、数理的なアプローチで取り組む研究事例について紹介します。 |
15:00~15:35 |
シミュレーションが拓く電動化設計とその先へ MathWorks Japan アプリケーションエンジニア 小林 昇洋 Simutopia コンサルタント Krishna Tamminana 本セッションでは、電動化設計のための、シミュレーション技術の適用と近年の応用範囲の広がりについて紹介します。MathWorksからは、Simscapeの近年の機能改善と、電動化トレンド、元MathWorksコンサルタントであるSimutopia社(パートナー)のKrishna氏からは、DEMツールとの連携や、燃料電池にまつわる海外でのエンジニアリングテーマも紹介します。 |
15:35~15:50 |
パートナー企業様による最新事例のご紹介 展示エリアに出展いただくパートナー企業各社様より、MathWorks製品との連携などをご紹介いただきます。 |
15:50~16:10 |
休憩 展示エリアをご用意していますので、ご覧ください。 |
16:10~16:55 |
アフターサービスのDX化を可能にする音解析スマホアプリ 株式会社小松製作所 夏目 慎二 建設機械のアフターサービスのDX化を目指し、スマートフォンアプリとクラウドサービスを組み合わせたシステムを紹介します。このシステムでは、MATLABスクリプトをAPI化することで、開発から検証までのプロセスを効率化しました。さらに、検証が進行するにつれて、スクリプト言語からCコードへの変換を行い、システムをネイティブ化しました。その具体的な事例についても触れます。 |
16:55~17:30 |
多様な技術をシームレスに統合:自動運転アルゴリズム開発と仮想環境での検証 MathWorks Japan アプリケーションエンジニア 草野 駿一 自律アルゴリズム開発では、認識・計画・制御という広い技術分野にまたがる要素技術をいかに効率的に開発・統合できるかがカギとなります。本セッションでは、バックホウの自律掘削や不整地での経路計画を例に挙げ、画像処理やLiDAR点群処理・各種プランニングや制御アルゴリズムを組合わせた分野横断的な開発の流れと、キーとなるMATLAB&Simulinkの機能をご紹介します。また、3Dシミュレーションによる詳細度の高い検証や成果物のアプリ化など、開発を支えるツールも合わせてご紹介します。 |
17:30~17:45 |
閉会のご挨拶 展示エリアは17:45までご覧いただけます。 |