Simulink FMU Builder は、Functional Mock-up Interface (FMI) に準拠したシミュレーション環境への統合に向けて、Simulink モデルまたは C/C++ コードからスタンドアロンの Functional Mock-up Unit (FMU) を生成できます。
固定/可変ステップソルバーの両方をサポートするコシミュレーション FMU やモデル交換 FMU を作成し、FMI 2.0 または FMI 3.0 のいずれかの標準を選択できます。Simulink FMU Builder は、Windows® マシンから Linux® ライブラリを使用して FMU を作成して実行することができます。Simulink モデルから生成した量産コードをベースに FMU を生成することも可能です (Embedded Coder 使用)。既に FMU コンポーネントが組み込まれた Simulink モデルから FMU を作成することで、複雑なモデルの統合を効率的に進めることができます。
生成された各 FMU には、モデルからコンパイルされた共有ライブラリが含まれます。必要に応じて、FMI に準拠したインターフェイスを備えた C ソースコードを含めることもできます (Simulink Coder か Embedded Coder を使用)。
Simulink モデルから FMU を生成
Simulink モデルをスタンドアロンのコシミュレーション FMU やモデル交換 FMU としてエクスポートし、FMI 2.0 または FMI 3.0 のいずれかの標準を選択できます。生成された各 FMU には、モデルからコンパイルされた共有ライブラリが含まれます。FMI に準拠したインターフェイスを備えた C ソースコードを含めることもできます。
ドキュメンテーション | 例
C/C++ コードから FMU を生成
「コードから FMU へ」アプリ、またはコマンドライン API を使用して、既存の C/C++ ソースコードや外部ライブラリからスタンドアロンのコシミュレーション FMU やモデル交換 FMU を作成できます。
FMU をネスト構造でパッケージ化
既に FMU が組み込まれたモデルからネスト構造の FMU を生成することで、複雑なモデル統合を効率化できます。内部 FMU の関連リソースはすべて自動的にリソースフォルダーにまとめられるため、配布も容易になります。
バーチャル ECU 向けに FMU を生成
Embedded Coder を使用して、Simulink から製品グレードの FMU を生成できます。生成した FMU は、Simulink のプラントモデルと組み合わせて、バーチャル ECU (vECU) ソフトウェアの閉ループ検証に利用できます。
可変ステップソルバー対応の FMU を生成
可変ステップソルバーを必要とする剛性の高いモデルや複雑な物理モデル向けに、コシミュレーション FMU を生成できます。ただし、展開には MATLAB Runtime が必要です。
プラットフォーム間で FMU を活用
Windows Subsystem for Linux (WSL) を使用して、Windows 上で Linux 向けバイナリを生成できます。Windows コンピューター上で実行されている Simulink に Linux ベースの FMU をインポートしてシミュレーションすることもできます。
製品リソース:
Simulink FMU Builder に関するよくある質問 (FAQ)
Simulink FMU Builder は、Functional Mock-up Interface (FMI) に準拠したシミュレーション環境への統合に向けて、Simulink モデルまたは C/C++ コードからスタンドアロンの Functional Mock-up Unit (FMU) を生成できます。
Simulink モデルや C/C++ コードから、スタンドアロンのコシミュレーション FMU やモデル交換 FMU を作成することができます。生成された FMU は FMI 2.0 や FMI 3.0 に対応しており、モデルからコンパイルされた共有ライブラリのほかに、必要に応じて FMI に準拠したインターフェイスを備えた C ソースコードも含めることができます。
FMU は、FMI 標準に準拠した形式でパッケージ化されたモデルです。モデルのインターフェイス情報やコンパイル済み共有ライブラリ、必要に応じてソースコードを含めることができるため、FMI に対応したシミュレーション ツール間でモデルの交換や統合が可能です。
Simulink FMU Builder は、コシミュレーション FMU やモデル交換 FMU を生成する際に、FMI 2.0 と FMI 3.0 を利用できます。
はい。「コードから FMU へ」アプリ、またはコマンドライン API を使用して、既存の C/C++ ソースコードや外部ライブラリからスタンドアロンの FMU を作成できます。
はい。生成された各 FMU には、モデルからコンパイルされた共有ライブラリが含まれます。必要に応じて、FMI に準拠したインターフェイスを備えた C ソースコードを含めることもできます。C ソースコードを含む FMU の生成には、Simulink Coder または Embedded Coder が必要です。
はい。Embedded Coder を使用すると、バーチャル ECU のワークフロー向けに、Simulink から製品グレードの FMU を生成でき、Simulink のプラントモデルと組み合わせて閉ループ検証に利用できます。
はい。既に FMU コンポーネントが組み込まれた Simulink モデルから FMU を作成できます。これにより、複雑なモデル統合をネスト構造の FMU としてパッケージ化できます。
はい。Simulink FMU Builder はクロスプラットフォーム ワークフローに対応しており、Windows マシンから Linux ライブラリを使用した FMU の生成や実行などを行うことができます。
Simulink FMU Builder を使用するには、MATLAB、Simulink、Simulink FMU Builder が必要です。C ソースコードを含めた FMU を生成するには、Simulink Coder または Embedded Coder も必要です。
いいえ。Simulink FMU Builder で生成した FMU は、Simulink FMU Builder のライセンスやその他 MathWorks 製品のライセンスを取得することなく利用できます。FMU を生成するにはライセンスが必要ですが、生成後の FMU の実行や共有にはライセンスは不要です。