Image Acquisition Toolbox
業界標準ハードウェアから画像とビデオを収集
Image Acquisition Toolbox™ には、カメラを MATLAB® および Simulink® に接続するための関数とブロックが用意されています。これには、ハードウェアのプロパティを対話的に検出して設定できる MATLAB アプリが含まれています。そして、同じ処理を行う MATLAB コードを生成して今後の収集を自動化できます。このツールボックスでは、ループ内での処理、ハードウェアトリガー、バックグラウンド収集、複数デバイス間での収集の同期などの収集モードを使用できます。
Image Acquisition Toolbox は、USB3 Vision、GigEVision®、GenICam™GenTL など、すべての主要な規格とハードウェアベンダーをサポートしています。マシンビジョンカメラ、フレームグラバー、さらにハイエンドの科学機器や産業機器に接続できます。
詳細を見る:
デバイスの設定
デバイスを選択して、トリガーあたりのフレーム数、色空間、関心領域、デバイス固有のプロパティなどの収集パラメーターを設定します。
画像およびビデオのログ記録
画像のプレビュー、画像の取得、MAT ファイル、MATLAB ワークスペース、VideoWriter、または他の出力先への収集したデータのエクスポートを行います。
ビジョンベースの ADAS システム
セマンティック セグメンテーションや他の機械学習技術に使用できる画像とビデオを収集して、ADAS システムを開発およびテストします。
自動検証
画像を収集して処理し、データを同期して、検証結果を可視化することで、検証システムを自動化する処理をすべて MATLAB から行えます。
医療用画像処理
医療用画像を収集、解析、可視化して、幅広い医療機器用の画像処理アルゴリズムを開発します。
神経科学
神経画像および顕微鏡検査の研究を実施します。
Simulink ブロックとコード生成
ライブビデオのデータを Simulink モデルに取り込み、画像処理システムで統合するためのコードを生成します。
光学カメラ
FLIR/Point Grey、Baumer、Basler、Allied Vision など、さまざまな商用デバイスのメーカーのカメラやフレームグラバーを使用して、光学画像を収集します。
深度カメラ
Microsoft® の Kinect® for Windows® などの 3D 深度カメラから、深度画像および骨格データを収集します。
熱赤外カメラ
赤外線カメラから熱画像を収集して解析します。
GenICam GenTL
USB3 Vision、GigE Vision、IEEE® 1394 DCAM / IIDC インターフェイスを搭載した、さまざまな GenICam GenTL 準拠のカメラから画像を収集します。
GigE Vision
GigE 固有の機能をサポートするインターフェイスを使用して、GigE Vision カメラから画像を収集します。
Camera Link
Camera Link® のフレームグラバーやさまざまなメーカーのカメラから画像を収集します。ラインスキャンカメラや産業用マシン ビジョン センサーなどのデバイスから、データを MATLAB および Simulink にストリーミングします。
アプリ、コールバック、イベント
イベントのコールバックを使用して、イベントに応答する形で処理を実行します。応答性の高いカスタムアプリにコールバック関数を統合します。MATLAB Compiler™ でアプリを配布して、MATLAB がインストールされていないシステムで実行できます。
Point Grey のサポート:
カメラでデータを取得している間にカメラのプロパティを変更
Simulink Compiler™ のサポート:
画像および動画データを取得するシミュレーションをスタンドアロン実行ファイルとして共有 (Simulink Compiler が必要)
これらの機能および対応する関数の詳細については、リリースノートを参照してください。