「検証（Validation）」とは、MATLAB ライセンスの管理機能で、MATLAB が 30 日ごとに MathWorks サーバーとの通信を許可する機能です。ここでは、以下について説明をします。
- 「検証」とは何ですか。
- 「検証」を無効/有効にするにはどうすればよいですか。
- 「検証」のステータスが [期限超過] の場合、どうなりますか？また [現行] にするにはどうすればよいですか。
「検証」とは何ですか。
検証とは、Web サイト上で更新されたライセンス情報を MATLAB クライアントに反映することで、MATLAB ライセンスを管理者が厳密に管理できるようにする機能です。
このチェックでは、クライアントのライセンス ファイルと MathWorks のアクティベーション サーバー上のライセンス情報を比較し、変更があった場合はユーザーに確認や作業を促します。
変更には、製品構成の変更やアクティベーションの停止などが含まれます。
※注：
「検証」では、コンピューターはインターネット接続が必要です。
「検証」は、Individual ライセンスおよび Designated Computer ライセンスでのみ利用可能で、ネットワーク ライセンスには利用できません。
「検証」を無効/有効にするにはどうすればよいですか。
「検証」の設定を変更する場合は、下記をご参照ください。(ライセンス管理者権限が必要)
1. ライセンス センター にサインインし、対象ライセンスを選択します。
2. [インストールとアクティベーション] タブをクリックします。
3. [検証：] または [製品から検証：] の隣にある [有効] をクリックします。
4. [設定の編集] にある 「[製品から検証] の設定を有効にする」 のチェックを外し [完了] をクリックします。
「検証」のステータスが [期限超過] の場合は、どうなりますか。また [現行] にするにはどうすればよいですか。
「検証」のステータスが [現行] から [期限超過] になると、以下のような一部の機能が利用できなくなります。
• 製品の追加や削除に伴うライセンス ファイルの動的更新
• コンピューターおよびユーザーの再指定
• マスターライセンス内での製品の再指定
インターネットへ接続した状態で、MATLAB 上から「検証」 ステータスを [現行] へ更新（ライセンス情報の更新）をすることができます。 手順については、下記をご参照ください。
1. MATLAB を起動します。
2. [ホーム] タブにある [ヘルプ] > [ライセンス] > [現在のライセンスを更新する] をクリックし画面に従って完了します。
常時、非インターネット接続環境で MATLAB クライアントを利用する場合は、ライセンス ファイル（license.lic）を用いて、手動でのアクティベーションを行うことでライセンス情報の更新ができます。手順については、下記をご参照ください。
1. ライセンス センターにサインインし、対象ライセンスを選択します。
2. [インストールとアクティベーション] タブをクリックします。
3. 対象アクティベーション情報にある [ライセンス ファイルを取得] 列から、ダウンロード（矢印アイコン）もしくは電子メール（電子メールアイコン）にて取得します。（アクティベーション情報がすぐに表示されない場合は、[関連タスク] にある「ライセンス ファイルの更新」をクリックします。 ）そして ライセンスファイルをインストールマシンに保存します。
4. MATLAB を起動します。
5. [ホーム] タブにある [ヘルプ] > [ライセンス] > [ソフトウェアのアクティベーションを行う] をクリックします。
6. 起動した MathWorks ソフトウェアのアクティベーション画面では「インターネットを使わずに手動でアクティベーションを行う」から、手動で更新します。（次の画面で「ライセンス ファイル」を参照するよう促されます。）
