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configBusSpeed

CANチャネルのビットタイミングレートを設定する

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構文

configBusSpeed(canch,busspeed)
configBusSpeed(canch,busspeed,SJW,TSeg1,TSeg2,numsamples)
configBusSpeed(canch,arbbusspeed,databusspeed)
configBusSpeed(canch,arbbusspeed,arbSJW,arbTSeg1,arbTSeg2,databusspeed,dataSJW,dataTSeg1,dataTSeg2)
configBusSpeed(canch,clockfreq,arbBRP,arbSJW,arbTSeg1,arbTSeg2,dataBRP,dataSJW,dataTSeg1,dataTSeg2)

説明

configBusSpeed(canch,busspeed) は、ベースライン ビット タイミング計算係数を使用する直接形式で CAN チャネルの速度を設定します。

  • CAN 接続に特定のタイミング要件がない限り、configBusSpeed の直接形式を使用します。また、バス速度を設定できるのは、CAN チャネルがオフラインのときだけであることに注意してください。チャネルには、CAN デバイスへの初期化アクセス権も必要です。

  • CAN が正常に動作するには、ネットワーク上のすべてのノードを同期します。ただし、時間が経つと、異なるノードのクロックの同期が取れなくなり、再同期が必要になります。SJW は、CAN メッセージの受信中に同期を取り戻すために、TSeg1 (低速の送信機の場合) に追加できる、または TSeg2 (高速の送信機の場合) から減算できる最大幅 (時間単位) を指定します。

  • この関数は SocketCAN デバイスをサポートしていません。

例

configBusSpeed(canch,busspeed,SJW,TSeg1,TSeg2,numsamples) は、指定されたビット タイミング計算係数を使用して CAN チャネル canch ～ busspeed の速度を設定し、タイミングを高度な形式で制御します。

例

configBusSpeed(canch,arbbusspeed,databusspeed) は、CAN FD のデフォルトのビット タイミング計算係数を使用して、canch のアービトレーション バス速度およびデータ バス速度を設定します。この構文は、NI™ および MathWorks® 仮想デバイスをサポートします。

例

configBusSpeed(canch,arbbusspeed,arbSJW,arbTSeg1,arbTSeg2,databusspeed,dataSJW,dataTSeg1,dataTSeg2) は、CAN FD の高度な形式で指定されたビット タイミング計算係数を使用して、canch のデータおよびアービトレーション バス速度を設定します。この構文は、Kvaser および Vector デバイスをサポートします。

例

configBusSpeed(canch,clockfreq,arbBRP,arbSJW,arbTSeg1,arbTSeg2,dataBRP,dataSJW,dataTSeg1,dataTSeg2) は、CAN FD の高度な形式で指定されたビット タイミング計算係数を使用して、canch のデータおよびアービトレーション バス速度を設定します。この構文は PEAK-System デバイスをサポートします。

例

例

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ベースライン ビット タイミング計算を使用してバス速度を構成します。

CAN用に設定します。

canch = canChannel('Vector','CANCaseXL 1',1);
configBusSpeed(canch,250000)

MathWorks 仮想チャネルで CAN FD を設定します。 

canch = canChannel('MathWorks','Virtual 1',1,'ProtocolMode','CAN FD');
configBusSpeed(canch,1000000,2000000)

NI デバイスで CAN FD を設定します。

canch = canChannel('NI','CAN1','ProtocolMode','CAN FD');
configBusSpeed(canch,1000000,2000000)

ビットタイミングパラメータを指定して、バス速度を構成します。

Kvaser デバイスで CAN タイミングを構成します。

canch = canChannel('Kvaser','USBcan Professional 1',1);
configBusSpeed(canch,500000,1,4,3,1)

Kvaser デバイスで CAN FD を設定します。

canch = canChannel('Kvaser','USBcan Pro 1',1,'ProtocolMode','CAN FD');
 configBusSpeed(canch,1e6,2,6,3,2e6,2,6,3)

Vector デバイスで CAN FD を構成します。

canch = canChannel('Vector','VN1610 1',1,'ProtocolMode','CAN FD');
configBusSpeed(canch,1e6,2,6,3,2e6,2,6,3)

PEAK-System デバイスで CAN FD を構成します。

canch = canChannel('PEAK-System','PCAN_USBBUS1','ProtocolMode','CAN FD');
configBusSpeed(canch,20,5,1,2,1,2,1,3,1)

入力引数

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CAN チャネル。CAN チャネル オブジェクトとして指定されます。

チャネルのビット レート。double として指定します。ネットワークの速度をビット/秒単位で指定します。

例: 500000

データ型: double

同期ジャンプ幅。double として指定します。ネットワーク上のビットの長さを定義します。

データ型: double

時間セグメント 1 (double として指定)。ネットワーク上でビットがサンプリングされる前のセクションを定義します。

データ型: double

時間セグメント 2 (double として指定)。ネットワーク上でビットがサンプリングされた後のセクションを定義します。

データ型: double

ビット状態のサンプル数。double として指定されます。ネットワークのビット状態を決定するために使用されるサンプルの数を指定します。

データ型: double

チャネルのアービトレーション ビット レート (double として指定)。ネットワークの速度をビット/秒単位で指定します。

例: 500000

データ型: double

アービトレーション同期ジャンプ幅。double として指定します。ネットワーク上のビットの長さを定義します。デフォルト値は、Vector の場合は 2、PEAK-System の場合は 1 です。

データ型: double

アービトレーション時間セグメント 1 (double として指定)。これは、ネットワーク上でビットがサンプリングされる前のセクションを定義します。デフォルト値は、Vector の場合は 6、PEAK-System の場合は 5 です。

データ型: double

アービトレーション時間セグメント 2 (double として指定)。これは、ネットワーク上でビットがサンプリングされた後のセクションを定義します。デフォルト値は、Vector の場合は 3、PEAK-System の場合は 2 です。

データ型: double

チャネルのデータ ビット レート (double として指定)。ネットワークの速度をビット/秒単位で指定します。

例: 2000000

データ型: double

データ同期ジャンプ幅。double として指定します。ネットワーク上のビットの長さを定義します。デフォルト値は、Vector の場合は 2、PEAK-System の場合は 1 です。

データ型: double

データ時間セグメント 1 (double として指定)。ネットワーク上でビットがサンプリングされる前のセクションを定義します。デフォルト値は、Vector の場合は 6、PEAK-System の場合は 3 です。

データ型: double

データ時間セグメント 2 (double として指定)。これは、ネットワーク上でビットがサンプリングされた後のセクションを定義します。デフォルト値は、Vector の場合は 3、PEAK-System の場合は 1 です。

データ型: double

チャネルのクロック周波数 (MHz)。double として指定します。

例: 20

データ型: double

タイム クォンタムのアービトレーション クロック プリスケーラー。double として指定されます。

例: 5

データ型: double

タイム クォンタムのデータ クロック プリスケーラー。double として指定されます。

例: 2

データ型: double

バージョン履歴

R2009a で導入

参考

関数

プロパティ

外部の Web サイト