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ベクトル地図の通過経路の可視化
この例では、ThingSpeak™ チャネル フィードの緯度と経度のデータを地図上で可視化する方法を説明します。Mapping Toolbox™ で提供されるベクトル地図を使用して、Mary Maersk 号が通過する経路をプロットすることができます。
メモ
この例を実行するには、Mapping Toolbox を使用するライセンスの与えられた MathWorks アカウントにログインしていなければなりません。
データの読み取り
チャネル 73734 に保存された Mary Maersk 号の位置を、過去 10 日間にわたり関数 thingSpeakRead
を使用して読み取ります。
data = thingSpeakRead(73734,'DateRange',... [datetime('today')-caldays(10),datetime('today')],'outputFormat','table');
生のデータの処理
データをマップにプロットする前に、生の緯度データと経度データを処理します。
緯度と経度の情報を、lat
と lon
という別々の変数に保存します。
lon = data.Longitude; lat = data.Latitude;
関数 geoquadline
を使用して、lat
および lon
で指定された地理座標の頂点を結ぶ線を境界とする、できるだけ狭い地理的四角形の範囲を見出します。
[latlim,lonlim] = geoquadline(lat,lon);
地図をもっと見やすくするために、緯度と経度の範囲を 10 単位拡張します。
buf = 10; [latlim,lonlim] = bufgeoquad(latlim,lonlim,buf,buf);
ベクトル地図の取得
関心領域について、関数 worldmap
で提供されるベクトル地図を取得します。
ax = worldmap(latlim,lonlim);
また、海の色を定義して海と陸地を区別します。
oceanColor = [.5 .7 .9];
setm(ax, 'FFaceColor',oceanColor);
地図の生成
関数 worldmap
で返されるベクトル地図を使用して、過去 10 日間に Mary Maersk 号が通過した経路のプロットを生成します。
各大陸の境界を示すために、海岸線のデータを読み取って使用します。
load coastlines; geoshow(lat,lon,'Color','k'); hold on; geoshow(coastlat,coastlon,'FaceColor','yellow','DisplayType','polygon'); title('Polygon Geographic Vector Data');
このベクトル地図は、Mary Maersk 号がこの 10 日間、南シナ海を航行していたことを示しています。
参考
関数
geoquadline
(Mapping Toolbox) |bufgeoquad
(Mapping Toolbox) |worldmap
(Mapping Toolbox) |geoshow
(Mapping Toolbox) |thingSpeakRead