ドキュメンテーション

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MuPAD から MATLAB への変換警告のトラブルシューティング

このページは、MuPAD® Notebook を MATLAB® ライブ スクリプトに変換する際、関数 convertMuPADNotebook により発生するすべての警告のトラブルシューティングに役立ちます。変換の手順については、MuPAD Notebook を MATLAB ライブ スクリプトに変換を参照してください。エラーのトラブルシューティングについては、MuPAD から MATLAB への変換エラーのトラブルシューティングを参照してください。

警告メッセージ意味推奨事項
Translating the alias function as an assignment, and the unalias function as deletion of an assignment.

MuPAD 関数 alias および unalias では、任意の MuPAD オブジェクトに対してエイリアス (略語) を作成および削除できます。たとえば、関数 diff に対するエイリアス d を作成するには、alias(d = diff) とします。

MATLAB では、エイリアスの作成を使用できません。Notebook ファイルの変換時に、convertMuPADNotebook によってエイリアスが代入に置き換えられます。

結果のコードを検証します。MuPAD エイリアスが MATLAB で代入に変換されないようにするには、エイリアスを使用しないようにコードを調整します。

Replacing animation by its last frame.

MuPAD のアニメーションは、MATLAB で正しく再現できません。Notebook ファイルの変換時に、convertMuPADNotebook は、アニメーションをその最後のフレームを表示する静的イメージに置き換えます。

結果のコードを検証します。アニメーションによっては、最後のフレームが最適ではない場合があります。アニメーションの他のフレームを表示する静的イメージを使用するには、そのイメージを表示する静的プロットを作成するように MuPAD コードを書き換えます。

Potentially incorrect MuPAD code ''{0}''.Replacing it by ''{1}''.

Notebook ファイルの変換時に、convertMuPADNotebook によって MuPAD Notebook のコードの一部が間違っている可能性があることが検出されています。たとえば、コードに誤字があるらしい、または一般的に使用される引数が欠落している、などです。

convertMuPADNotebook によって修正されています。

修正されたコードを検証します。続いて、この警告を削除します。

Invalid assignment to remember table.Replacing it by procedure definition.

Notebook ファイルの変換時に、convertMuPADNotebook によって MuPAD Notebook の記憶テーブルへの代入が意図しないものであると見なされ、プロシージャの定義に置き換えられています。たとえば、f(x):=x^2 などの代入が f:= x->x^2 に置き換えられます。

修正されたコードを検証します。続いて、この警告を削除します。

Replacing MuPAD domain by an anonymous function that creates objects similar to the elements of this domain.

MuPAD では、領域がデータ型を表します。MATLAB では、これらを使用できません。

convertMuPADNotebook によって、MuPAD 領域がこの領域の要素に類似するオブジェクトを作成する MATLAB 無名関数に変換されています。たとえば、コード行 f:=Dom::IntegerMod(7) が MATLAB 無名関数 f = @(X)mod(X,sym(7)) に変換されます。

結果のコードを検証します。MATLAB 無名関数がこの場合の領域を正しく変換したものかどうか、コードが必要な機能を維持しているかをチェックします。

Ignoring addpattern command.Configurable pattern matcher not available in MATLAB.

MATLAB では addpattern の機能を使用できません。

addpattern を使用しないようにコードを調整します。

Ignoring assertions.

MATLAB では、アサーションを使用できません。Notebook ファイルの変換時に、convertMuPADNotebook がアサーションを無視します。

結果のコードを検証します。アサーションがコードの主要部分ではない場合、この警告を無視できます。ただし、コードがアサーションに依存している場合には、if-then などの条件付きステートメントを使用してアサーションを実装できます。

Ignoring assignment to a MuPAD environment variable.

環境変数とは、MuPAD アルゴリズムの動作に影響する HISTORYLEVELORDER などのグローバル変数です。

結果のコードを検証します。環境変数への代入がコードの主要部分ではない場合、単に警告を削除します。

場合によっては、関数 taylor の呼び出しでの Order の値の設定など、関数呼び出しごとに名前と値のペアの引数を使用できます。

それ以外の場合には、適切な置き換え方法がありません。グローバル設定が不要になるようにコードを調整します。

Ignoring assignment to a protected MuPAD constant or function.

組み込まれた MuPAD の関数、オプションおよび定数の名前は保護されています。MuPAD の関数、オプションまたは定数に値を代入しようとすると、エラーが発生します。この方法によって、組み込まれている機能を誤って上書きすることを防ぎます。Protect Function and Option Namesを参照してください。

結果のコードを検証します。無視された代入がコードおよび結果の正確さに不可欠かをチェックします。そうであれば、この代入を使用せずに必要な機能を維持するようにコードを調整します。不可欠でない場合、単にこの警告を削除します。

Ignoring option ''hold''.

hold は MATLAB では使用できません。

hold を使用しないようにコードを調整します。

Ignoring info command.Information not available in MATLAB.

MATLAB 関数の関連情報がありません。

関数の詳細については、MATLAB ドキュメンテーションを参照してください。

Ignoring options ''{0}''.

これらのオプションは MuPAD では使用できますが、MATLAB では使用できません。これらはこのコードに不可欠であるとは考えられないため、convertMuPADNotebook によって無視されます。

結果のコードを検証します。無視されたオプションがコードおよび結果の正確さに不可欠かをチェックします。そうであれば、これらのオプションを使用せずに必要な機能を維持するようにコードを調整します。不可欠でない場合、単にこの警告を削除します。

Ignoring MuPAD path variables.

MuPAD 環境変数 FILEPATHNOTEBOOKPATHWRITEPATH、および READPATH を使用すると、ファイルの絶対パスを指定しない場合に、新規ファイルの作成、ファイルの検索、ファイルの読み込みなどに使用する作業フォルダーを指定できます。

MATLAB ではこれらの環境変数を使用できません。

結果のコードを検証します。無視されたパス変数がコードおよび結果の正確さに不可欠かをチェックします。そうであれば、これらの設定を使用せずに必要な機能を維持するようにコードを調整します。不可欠でない場合、単にこの警告を削除します。

Ignoring MuPAD preference because there is no equivalent setting in MATLAB.

MuPAD Pref ライブラリには、出力での略語の使用、浮動小数点数の表現、MuPAD セッションに対するメモリ制限など、設定の指定および復元に使用できる関数のコレクションが用意されています。

MATLAB では、フーリエ変換のパラメーターの指定、へヴィサイド関数の 0 での値の指定、出力での略語の有効化と無効化などのいくつかの設定に対して sympref が使用されます。ほとんどの設定は、MATLAB コードに変換できません。

結果のコードを検証します。無視された設定がコードおよび結果の正確さに不可欠かをチェックします。不可欠でない場合、単にこの警告を削除します。

Ignoring call to variable protection mechanism.

組み込まれた MuPAD の関数、オプションおよび定数の名前は保護されています。MuPAD の関数、オプションまたは定数に値を代入しようとすると、エラーが発生します。この方法によって、組み込まれている機能を誤って上書きすることを防ぎます。Protect Function and Option Namesを参照してください。

MATLAB では、プロシージャおよび関数の上書きからの保護を使用できません。Notebook ファイルの変換時に、convertMuPADNotebook は対応する MuPAD コードを無視します。

結果のコードを検証します。無視された変数保護メカニズムの呼び出しがコードおよび結果の正確さに不可欠かをチェックします。そうであれば、この呼び出しを使用せずに必要な機能を維持するようにコードを調整します。不可欠でない場合、単にこの警告を削除します。

Ignoring default value when translating a table.

MuPAD テーブルでは、既定値を設定できます。エントリが存在しないインデックスを使用してテーブルのインデックスを指定すると、この値が返されます。たとえば、T := table(a = 13,c = 42,10) を使用してテーブルを作成し、T[b] を使用してこのテーブルのインデックスを指定すると、結果は 10 になります。

テーブルの既定値は、MATLAB に変換できません。Notebook ファイルの変換時に、convertMuPADNotebook は対応する値を無視します。

結果のコードを検証します。無視された値がコードおよび結果の正確さに不可欠かをチェックします。テーブルの既定値が不可欠でない場合、単にこの警告を削除します。そうでない場合は、MuPAD テーブルに対応する containers.Map オブジェクトが特定のキーをもつかをチェックし、もたない場合は既定値を返す MATLAB 関数を作成できます。

Unable to decide which object the indexing refers to, instead using generic translation.

インデックスされたオブジェクトのクラスがあいまいなときは、convertMuPADNotebook は既定の設定として汎用変換によるインデックス化を実行します。

汎用変換が正しい結果を返すことを確認します。一致しない場合は、コードを調整してください。

Possibly missing a multiplication sign.

MuPAD および MATLAB コードでは乗算記号を省略しないでください。いずれの言語でも、乗算記号を明示的に入力する必要があります。たとえば、式 x(x + 1)x*(x + 1) と入力しなければなりません。

変換されたコードを検証します。乗算記号が欠落していないかチェックします。必要に応じてコードを修正します。

Expression used as operator.Possibly ''subs'' was intended.

算術式は関数として用いられています。convertMuPADNotebook がエラーの修正を試みます。

変換が正しい結果を返すことを確認します。一致しない場合は、コードを調整してください。

MuPAD package mechanism not available in MATLAB.

MuPAD のパッケージ機能は MATLAB で提供されていません。

MuPAD のパッケージ機能を使用しないようにコードを調整します。