rem
除算後の剰余
構文
説明
例
整数の整数による除算
被除数と除数が両方とも整数である場合に除算後の剰余を求めます。
これらの数値の除算後のモジュラスを求めます。
[rem(sym(27), 4), rem(sym(27), -4), rem(sym(-27), 4), rem(sym(-27), -4)]
ans = [ 3, 3, -3, -3]
有理数の整数による除算
被除数が有理数、除数が整数である場合に除算後の剰余を求めます。
これらの数値の除算後の剰余を求めます。
[rem(sym(22/3), 5), rem(sym(1/2), -7), rem(sym(27/6), -11)]
ans = [ 7/3, 1/2, 9/2]
行列要素の除算
ベクトルと行列に対しては、rem
は除算後の剰余を要素ごとに求めます。非スカラー引数のサイズは同じでなければなりません。
これらの 2 つの行列の要素に対して、除算後の剰余を求めます。
A = sym([27, 28; 29, 30]); B = sym([2, 3; 4, 5]); rem(A,B)
ans = [ 1, 1] [ 1, 0]
行列 A
の要素および値 9
の除算後の剰余を求めます。ここで、rem
は 9
をすべての要素が 9
に等しい 2
行 2
列の行列に展開します。
rem(A,9)
ans = [ 0, 1] [ 2, 3]
入力引数
ヒント
シンボリック オブジェクトではない数値について
rem
を呼び出すと、MATLAB® 関数rem
が呼び出されます。すべての非スカラー引数のサイズは同じでなければなりません。一方の入力引数が非スカラーである場合、
mod
はスカラーを、非スカラー引数と同じサイズの、すべての要素が対応するスカラーと等しいベクトルまたは行列に拡張します。
バージョン履歴
R2006a より前に導入