ReconstructionICA
再構成 ICA による特徴抽出
説明
ReconstructionICA
は、再構成独立成分分析 (RICA) を適用して、入力予測子を新しい予測子にマッピングする変換を学習します。
作成
関数 rica
を使用して ReconstructionICA
オブジェクトを作成します。
プロパティ
FitInfo
— 当てはめの履歴
構造体
この プロパティ は読み取り専用です。
当てはめの履歴。次の 2 つのフィールドがある構造体として返されます。
Iteration
— 0 から最後の反復までの反復回数。Objective
— 対応する各反復における目的関数の値。反復 0 は、当てはめを行う前の初期値に対応します。
データ型: struct
InitialTransformWeights
— 特徴変換の重みの初期値
p
行 q
列の行列
この プロパティ は読み取り専用です。
特徴変換の重みの初期値。p
行 q
列の行列として返されます。p
は X
で渡された予測子の個数、q
は要求された特徴量の個数です。これらの重みは、作成関数に渡された重みの初期値です。学習データ X
が single 型である場合、データ型は single 型になります。
データ型: single
| double
ModelParameters
— モデルに学習をさせるためのパラメーター
構造体
この プロパティ は読み取り専用です。
モデルに学習をさせるためのパラメーター。構造体として返されます。この構造体には、モデル作成時に有効であった rica
の名前と値のペアに対応するフィールドのサブセットが格納されます。
IterationLimit
VerbosityLevel
Lambda
Standardize
ContrastFcn
GradientTolerance
StepTolerance
詳細については、rica
の Name,Value
ペアを参照してください。
データ型: struct
Mu
— 標準化時の予測子の平均
p
行 1
列のベクトル
この プロパティ は読み取り専用です。
標準化時の予測子の平均。p
行 1
列のベクトルとして返されます。モデル作成時に名前と値のペア Standardize
が true
であった場合、このプロパティは空以外になります。値は、学習データにおける予測子の平均のベクトルです。学習データ X
が single 型である場合、データ型は single 型になります。
データ型: single
| double
NonGaussianityIndicator
— ソースの非ガウス性
±1 による長さ q
のベクトル
この プロパティ は読み取り専用です。
ソースの非ガウス性。±1 による長さ q
のベクトルとして返されます。
NonGaussianityIndicator(k) = 1
は、rica
がk
番目のソースを劣ガウス性としてモデル化したことを意味します。NonGaussianityIndicator(k) = -1
は、rica
がk
番目のソースを鋭いピークが 0 にある優ガウス性としてモデル化したことを意味します。
データ型: double
NumLearnedFeatures
— 出力特徴量の個数
正の整数
NumPredictors
— 入力予測子の個数
正の整数
Sigma
— 標準化時の予測子の標準偏差
p
行 1
列のベクトル
この プロパティ は読み取り専用です。
標準化時の予測子の標準偏差。p
行 1
列のベクトルとして返されます。モデル作成時に名前と値のペア Standardize
が true
であった場合、このプロパティは空以外になります。値は、学習データにおける予測子の標準偏差のベクトルです。学習データ X
が single 型である場合、データ型は single 型になります。
データ型: single
| double
TransformWeights
— 特徴変換の重み
p
行 q
列の行列
この プロパティ は読み取り専用です。
特徴変換の重み。p
行 q
列の行列として返されます。p
は X
で渡された予測子の個数、q
は要求された特徴量の個数です。学習データ X
が single 型である場合、データ型は single 型になります。
データ型: single
| double
オブジェクト関数
transform | 抽出された特徴量への予測子の変換 |
例
再構成 ICA オブジェクトの作成
関数 rica
を使用して ReconstructionICA
オブジェクトを作成します。
イメージ パッチ SampleImagePatches
を読み込みます。
data = load('SampleImagePatches');
size(data.X)
ans = 1×2
5000 363
5,000 個のイメージ パッチがあり、それぞれに 363 個の特徴量が含まれています。
100 個の特徴量をデータから抽出します。
rng default % For reproducibility q = 100; Mdl = rica(data.X,q,'IterationLimit',100)
Warning: Solver LBFGS was not able to converge to a solution.
Mdl = ReconstructionICA ModelParameters: [1x1 struct] NumPredictors: 363 NumLearnedFeatures: 100 Mu: [] Sigma: [] FitInfo: [1x1 struct] TransformWeights: [363x100 double] InitialTransformWeights: [] NonGaussianityIndicator: [100x1 double]
ステップ サイズの制限または勾配サイズの制限に達したのではなく反復制限に達したために停止したので、rica
は警告を発します。しかし、関数 transform
を呼び出すことにより、返されたオブジェクトに含まれている学習済み特徴量を使用できます。
バージョン履歴
R2017a で導入
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