mvtrnd
多変量 t の乱数
構文
R = mvtrnd(C,df,cases)
R = mvtrnd(C,df)
説明
R = mvtrnd(C,df,cases)
は、多変量 t 分散から選ばれた乱数の行列を返します。ここで、C
は相関行列です。df
は自由度で、スカラーまたは cases
個の要素をもつベクトルです。p
が C
の列の数であるとき、出力 R
は、cases
個の行と p
個の列をもちます。
t
が R
の行を表すとします。このとき t
の分布は、平均 0、分散 1 をもつ多変量正規分布と 共分散行列 C
をもつ、ベクトルの分布です。共分散行列 C は、自由度 df
をもつ独立なカイ二乗ランダム値により割られています。R
の行は独立しています。
C
は、正方で対称な正定値行列でなければなりません。その対角要素が、すべて 1 ではない場合 (すなわち、C
が相関行列ではなく共分散行列である場合)、mvtrnd
は、乱数を生成する前に、C
を再スケーリングして相関行列に変換します。
R = mvtrnd(C,df)
は、多変量 t 分散から単一の乱数を返します。
例
バージョン履歴
R2006a より前に導入